シャミネ松江 大橋そば _2005.05
■サイズ■仕様

W806.4×D110×H2188
図面参照
枠:t=3.2mmスチール平板焼き付け仕上げ(白)
建具:木工化粧板仕上げ
■備考
2020.02.21更新

背景

2005年の物件です。久しぶりにプレゼンから実施設計まで手掛けた蕎麦屋さんです。当時は、この物件と平行して駅ビルのリニューアルにも関わってましたので、ついでと行っては失礼ですが、オーナーさんと意気が合ったということも理由です。

作図説明

今回ご紹介する作図事例は、店頭の行灯サインとエンタランスの引き戸の詳細図です。蕎麦屋と言うこともあって和風テイストでまとめました。

この建具図を作図にあたり、行灯部分は間仕切り壁と同サイズの奥行にするという条件がありました。

その理由は、店内側はスッキリした壁としてみせたいという要望があったからです。今では、照明器具もLED化が進み、狭いスペースを気にすることなく収められました。

しかし、当時ではエースラインが主流でしたので、行灯内部の寸法を工夫しました。結果、背面パネルをコンパネにすることで行灯内部の内寸を64mm確保できました。

一般的にサインの盤面から照明器具までは、約100mm程度離せば、器具が写り込むことはないといわれています。

今回の事例はというと、38mmとなっています。上の作図が、aの詳細図となります。

ついでに、断面詳細図も載せておきます。平面詳細図と断面詳細図を見比べて、確認してください。


一般的なサイズの100mmより半分以下となっていますので、このままではせっかくのサインが照明器具の写り込みによって、台無しになってしまいます。

すでに竣工済みですので、反省点としては壁厚をもう少し取った方が良かったかもしれませんが、オープンにはそれほど気にならなかった記憶も有ります。

では、続いて引き戸を説明していきましょう。

この引き戸の特徴はレールと戸車にあります。通常の木製引き戸れあれば、開口枠に埋め込んだレールに吊り金物を取り付けて開閉させます。そのため、レールと吊り金物選びが大きなポイントとなります。

しかし、この事例でのポイントは吊りレールではなく、引き戸の底面に取り付けた戸車にあります。以下、断面詳細図を見ればよく理解できます。

前述の行灯部分も、拡大図でよく理解できると感じます。併用してください。

上部のレールは、単にガイド用の溝として利用し、引き戸の開閉には戸車が主となります。しかも、店舗の出入り口用引き戸なので開閉頻度は高く、車輪の消耗も激しいでしょう。

ですから、耐久性の高い重量用タイプが最も望ましいです。また、床面には必ズレ止め用の金物が必要ですので、忘れないようにして下さい。

作図の注意点今回の事例では、戸車単体を使用していますが、よりスムーズな開閉とズレ止め防止にもなる戸車用のレールがあります。このレールの種類も数タイプあります。下図を参照ください。

画像引用元:ATOM LIVINTECH:https://direct.atomlt.com/hikido/

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