■サイズ | ■仕様 |
W1380×D120×120 図面参照 | カーテンパイプ:φ25 クローム丸パイプ 座:φ120 クローム円形プレート(0.5糸面加工) |
■備考 | |
作図解説
この物件、設計がスタートしてから2ヶ月以上も拘束されてしまった物件で、何かと問題の多かったブライダルショップです。ちょうど2020年のオリンピックが東京に決まった年でもありました。
ちょっと変わった作図事例ですが、これは、従業員室に設置されたフィッティングルームで、考えたカーテンパイプの詳細図です。
本来ならば、壁面を仕上げる前にカーテンパイプを下地材で固定するのですが、竣工後での追加業務となり、現場からの要請で急きょ考えた作図でした。
納めは難しくなく、仕上がった壁面の一部を撤去して、左右に円形の座を取り付けるようにしました。店舗ではこの後付けとなる工事は数多くありますので、工法の参考例として見て下さい。
まず両側の壁面にはミラーが貼られています。この面に座を取り付けることになるので、φ120mmの座よりも少し小さいφ110mmのサイズでミラーをカットしています。
そして、カットした部分にミラー面より1mmだけでっぱるように下地材とパッキン材を貼り、座を取り付けています。この1mmの段差をつけることで、座によってミラーが破損することはなくなります。
φ25mmのカーテンパイプを固定する方法にも工夫して、座に溶接したフラットバーに、あらかじめ切り欠きしておいたカーテンパイプを上から落としむようにしています。
パイプを切り欠く加工にコストがかかりますが、カーテンの開閉頻度が多い場所では耐久性のあるこの取り付け方がオススメです。
今回の事例では壁間の距離が1400mmなので、φ25mmのカーテンパイプを使用していますが、この壁間の距離が長くなる場合はパイプの直径を太くするか、
座に溶接したフラットバーの長さを50mmよりも長くする必要があるので注意してください。
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