新商品の打ち出しには申し分ない演出!

最近は、メガネショップも多くなりブランド名を見なきゃ、どこの商品か全くわかりません。ブランド名を聞いて、そうなんだって感覚です。

今回の作図事例は、そんなグラスショップ、すなわち眼鏡店(メガネショップ)の店頭などに演出用に考えた、ディスプレーパネルです。

若干、効率は良くないかもしれませんが、演出ようですから、数を限って展示する手法です。ちょっと見ない展示方法ですので、是非覚えてください。また、メガネに限らずアクセサリーなどにも活用の巾は、広がると思います。

■サイズ■仕様
W1150×D250×H1400
図面参照
DSPパネル:ラッカー塗装仕上げ(日塗工A75-30P)
メガネ引っ掛け用アクリルフック 裏面よりビス固定
メガネフレーム引っ掛け用穴アケ 15×25(楕円)
■備考
難易度:中級編/★★☆

作図解説

最初に、いつも通りですがトップ画像(図面)を時間をかけて読み取ってください。壁面造作什器の平面図(平断面図)があり、立面図がって最後に、断面図があります。

ここまで理解できたら、以下の断面図の拡大図がありますので、再度詳しいところまで確認してください。断面にすれば、それほど難しく無いのが分かるでしょう。

下部には、ミニダウンライトのトランスが確認出来ます。

それでは、厄介な断面詳細図へ進めましょう。しっかり時間をかけて見ていくことにしましょう。

これが、この作図の肝でありデザインです。私が考えたデザインなので、みなさんと共有しても構いませので、自分のモノとして下さい。

作図ポイント

このディスプレーパネルのポイントは、以下の詳細図のみです。
要は、四角い箱に円筒形のボックス?を9つ付け、内部に照明を取り付けた装置なのです。

別に円筒形で無くても、四角でも良いし、三角だってあり得ますが、これがデザインかもしれませんね。ただ、今回はどうしても円筒形にしたかっただけなのです。

それでは、詳細図へ進みましょう。

右の作図は、円筒形だけを正面から見た図ですが、ここには、内部にメガネを掛ける為の部品を取り付けています。以下のスケッチ参照して下さい。そして、図面上にメガネは赤で表現しています。

この部品の前方に鼻パッドを掛け、その奥にメガネのテンプル(つる)掛けるようにしています。この辺りはちょっと厄介でしたが、時間をかけて考えました。

前述したことと並行して、右側の断面詳細図を読み取っていけば、必ず理解できると思います。如何でしょう?
ざっと見ると厄介と思われる図面も、それほどでもないと気付きますね。

理解できるまで、何度も挑戦して見てください。

作図的には、断面部分をオールハッチングでの表現は、あまりお勧め出来ませんが、時間のない時には仕方がないと考えます。

その場合は、出隅、入り隅は、しっかり明記することが肝心です。

まとめ

今回の作図は如何だったでしょうか?この物件は、今はありません。残念ですが、この業界では仕方のなことです。しかし、資料は残っています。

あまり、汎用性のない事例でしたが使い様によっては、まだまだ活躍の場はあると考えます。後は、どうアレンジするかです。アレンジする人のセンスと創意工夫でしょう。

デザインなんてそんなもんです。っと私は考えますます。どうか、当サイトを活用して一端の図面屋さんになってください。以上!

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