
■サイズ | ■仕様 |
W2600×D440×H680 壁面については図面参照してください | 本体:木工下地黒皮仕上 芯出し見付け:木工下地真鍮腐蝕プレート貼り鍵付き SC前板:t=6クリアガラス |
■備考 | |
2020.07.13更新 |
作図説明
トップの画像だけでは、実施図にならないので、以下に詳細図を添付しておきます。この作図も2枚構成で実施図となります。
壁面にランダムに配置した埋め込み型のショーケースと補強パイプによって固定されたショーケースが、今回の作図事例です。 効果的に壁面を活用したディスプレーと感じます。全くもって納得です。
壁面の埋め込み型のショーケースは、木工製作して内部をハイミロン貼りで仕上げています。
上部ディスプレーボックスの扉の枠を真鍮を腐蝕加工し、アンティーク感を演出しています。 納めはとてもシンプルで、6mm厚のガラスを9mm角の押さえ縁にて固定しました。(以下断面詳細図参照)
内部には薄型タイプのミニダウンライトを取り付けているので、ケース内の商品をより際立たせることができます。 ここでも照明による熱を逃がすための熱拔き孔は必須ですので忘れないようにしてください。
そして、気になるのが、デプス300mのショーケース固定方法です。この状態でも問題無いとは感じますが、若干の強度不足かもしれません。 その場合は、造作壁と躯体壁の間に何らかの補強材が必要です。私は、現場対応願いますと記入しておきました。
実は、鍵の取り付け位置に付いてはちょっと悩みました。というのが、 当初は扉のフレームの見付に予定してたのですが、納まり具合が良くなくて、フレームの底面に取り付け可能なカムロックを探しました。(断面図を参照ください)
ここで使用したカムロックについては取り扱いをしているところはなく、通販サイトにてみつけました。 残念ながら、画像しかありませんが添付しておきますので、参考にしてください。
続いて、壁面の下部に設置した大型のショーケースです。
壁面から持ち出した32mm角のパイプを土台として取り付けました。こちらも、壁面に200mm程埋め込ませています。
こちらも特に難しい構造を施してはいませんが、今見てみるとエースラインのメンテナンスはちょっと厳しいと考えます。もう少し前に取り付ける方法を考えれば良かったと反省してます。
ケースの芯出しの前板に腐蝕加工した真鍮を使っている程度でして、他の箇所は従来のショーケース付きカウンターとほぼ同じ納めとなっています。
ただ、床から浮いたように見せるために壁下地に持ち出しパイプを取り付けて、そこに乗せているところが従来のものより異なっている点です。
後記
壁に大小サイズの異なるショーケースを埋め込んでいるので、壁自身の強度と開口補強は必ず必要です。この部分だけプラスターボードよりも硬い不燃性合板に替えることも選択肢のひとつとして考えらます。
他に、適した方法があるかもしれませんので、コストと工程、そして現場にて取り付ける業者さんとの入念な打ち合わせが肝心です。
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