
■サイズ | ■仕様 |
W1350×D800×H950 図面参照 | 棚板フレーム:25.4×25.4ミリSUS HL 側板フレーム:t3ミリSUS FB HL |
■備考 | |
作図説明
シンプルなオープン棚什器図をご紹介しましょう。オープン棚については、このサイトでも多く見ることは出来ますが、今回のはちょっと違いがあります。
シンプルな雰囲気は良いのですが、作図するとなるとちょっとややこしく感じる方もいらっしゃるでしょう。
造りから言いますと、側板とそれに橋渡ししたような棚板フレーム、それに下部ステージが基本構造となってます。この作図を見る限り、実施図であって製作図ではありません。
まあ、実施図としてはこの程度で許されるとは、感じますが実施図としては成り立ちません。というのも、前述した基本構造の収まりが分からないからです。ですから、参考資料としてご覧になってください。
什器の特徴としては、 t=50mmの妻板にフレームとして t=3mmのSUSヘアーライン仕上げをぐるりと施し、そこに t=3mmアクリル化粧板(黄色)を貼り込んで仕上げたのがいいですね。きっとインパクトのある什器で目に入ることは間違いないでしょう。ここで、部分詳細図をお見せします。

上記で、その構造がお分かりと思います。側板の収まりとガラス棚フレームなども明確に描かれています。
最後に、棚ガラスとストッカーですがこれについては、特に説明は要らないでしょう。強いて言うならば、棚下照明が欲しかったような気がします。しかし、この什器は、百貨店の平場什器なので、そこまでコストをかけずして製作したのでしょう。
後記
この作図事例での反省点は、やはりガラス棚フレームと側板の固定方法です。
a部詳細図を見てもらうとガラスフレームを固定するビスの位置が少し低くなっています。
受け金物のサイズを12mm×12mmにしたことで、パイプの下角ギリギリに穴を空けるようにしました。これでは少し強度的に心配になるので、25.4mm×25.4mmにバカ穴を開けて、そこからビス止めとしました。ビスの長さが足りないときなどこういったやり方をします。
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