博多阪急 文具売り場 _2012.08
■サイズ■仕様
W1200×D600×H1000
図面参照
本体:木下地化粧板仕上げ(木目色)
ショーケース:t=10mmミュージアムガラス
■備考
2022.02.25更新

背景

2012年というと百貨店の仕事や、スーパーの仕事で私生活はボロボロって記憶がありますね。忙しくて全く休みの取れない身体でしたから。

おまけに出張もありましたので、新幹線の中で、良くうたた寝をしていたことを思い出します。今では考えられないほど働いていました。

作図説明

さて、今回の作図事例は、博多の某百貨店新規出店?に伴うものでした。たぶん文具売り場での実施図面を手掛けていた時でしたね。まあ、オーソドックスなショーケースだとご理解ください。

ただ、腰部は個性も必要なので意匠を施しているようです。当時、はやったモザイクタイルをガラス越しにうっすらと見えるという前代未聞のデザインです。

おまけに、モザイクタイル面にLED照明を当て、柔らかい光の演出して意匠を際立たせるデザインです。これには、さすがに頭が下がる思いでした。

私の方は、ただ収めを一生懸命考えるだけですからこれといった苦労は感じません。しかし、生みの苦労ってきっと大変でしょう。

ここで、この素晴らしいショーケースの断面詳細図を見ていただきましょう。特に腰部をしっかり見てください。

作図並びに、収めについては、これといった難しさはありませんね。有るとすれば、上部の引き出し式の部分でしょう。

その前にちょっと、この腰部に使用しているガラスについて、お話ししておきます。

実は少し特殊なガラスになっています。ミュージアムガラスと言って、名前の通り美術館などで展示している絵画の額によく使われているガラスなのです。このミュージアムガラスの大きな特徴は、ガラスの映り込みが非常少ない点です。

一般的なガラスと比較してみれば一目瞭然ですので、下記の写真をご覧ください。

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参考写真引用元:アートおおがき

向かって左側が通常ガラスで、右側がミュージアムガラスです。左側には猫の足下にカーテンレールとカーテンが映り込んでいるのがわかります。反対に右側はまるでガラスが入っていないように見えます。

ちょっと話がそれたので、本題の収まりに戻ります。

まず、上部に引き出し式のショーケースについてですが、このようなショーケースの収めは、ずいぶん見てきましたが、商材にもよりますが大概がこのパターンで処理します。

ですから、基本だと考えしっかり覚えておいてください。

その他、照明用支柱の固定方法を明記しています。腰部のガラス用溝にかなり近い所でボルト固定するので支柱の位置関係には注意が必要です。

後は、a部詳細図程度ですね。これについては、ショーケースのガラスと照明用支柱との位置関係を描いています。せっかく特殊なガラスを使っているので、内部はスッキリさせておきたいってことです。

要は、天井からの照明が充分採れないので、ケースないで処理したカタチです。

この事例のようにケース内照明が必要な場合は極力薄く小さなサイズにした方が望ましいです。そこで、この事例では10mm×19mmのステンレンス製角パイプを支柱にしました。

b詳細図ではガラス腰部に埋め込むガラスの収めを表現しています。

後記

今回の作成事例は百貨店の店舗でしたので、3Pコンセント取付が必須となっていました。

仕様もサイズも百貨店が指定したコンセントを取り付ける事になるのですが、ものによっては巾木のサイズよりも大きくなってしまう場合があります。その為、コンセントサイズと仕様などは事前に確認しておく事が必要なので注意してください。

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