遮音仕様の木製引き戸
宴会場などで使用する遮音仕様の木製引き戸事例
■サイズ■仕様
W1800×D293×H2050
図面参照
枠:集成材+不燃突板(柾目)練り付け
OSCU仕上げ
建具:木工不燃突板(柾目)練り付け
OSCU仕上げ※内部にグラスウール充填
■備考
2019.11.27更新

作図仕様

今回もブライダル関係の図面事例となります。この作図事例は、宴会場の出入り口の引き戸建具図となります。

このサイトでも建具に関しては多く掲載していますが、遮音仕様での建具図面の事例は少ないと感じまして今回の投稿に至りました。

遮音仕様だからといって作図が大きく変わることはありません。ただ、フラッシュ仕様で作成する建具内に遮音材を充填するだけです。

ですから、作図ではそれなりの表現(大きな波形)をすればいいだけです。(図面参照)以下が平面詳細図となります。

遮音仕様の木製引き戸02

上記で、波形が表現されているのが確認できます。引き戸の遮音材が充填さていますが、壁面の方も同仕様とします。

ここでの注意点と言えば、引き戸には必ず引き残しを考えておいてください。そうでないと建具に付いているハンドルに手を挟む恐れがあるからです。

ちょっと見にくいので、たのサンプルがありましたので、添付しておきます。
これだと理解出来ますね。この場合も安全を考えてのことです。

遮音仕様の木製引き戸03

それでは、同じような作図上になりますが、断面詳細図も載せておきます。ここでは、上部の吊りレールと下部のガイドが確認できます。

遮音仕様の木製引き戸04
断面詳細図

今回の作図事例では、一次側(建築工事)での壁面を終えてから、内装工事側での壁面を増設しているので、かなり厚い壁面になっています。これについては、工事区分の関係でこうなってしまいました。

ですから、遮音工事は内装側で仕上げることとなりました。 断面を見る限り、上記のような表現になっていますが、二重壁面になっています。宴会場ですから考えようによってはこの方がよかったように思います。

さて、建具や壁面に充填する遮音材について・・・・・。
そのほとんどが、グラスウールと遮音シートを使用します。どのような材料かを実際に知っている方は多くないと感じますので、参考写真を添付しておきます。
以下参考資料としてください。

遮音シート
遮音シート
グラスウール
グラスウール

あくまでイメージ写真ですので、興味のある方は、ご自分でお調べください。

まとめ

今回の事例のような遮音仕様の引き戸は、別に特別のモノでは無く、主に住宅や病院などでは当たり前となっています。 しかし、店舗ではあまりお目にかかることはありません。ただ、設計という立場で考えると必ず必要な要素となりますので是非、知識だけはお持ちください!

この仕事をしていると、その気になれば情報はいくらでも入ってきます。勉強すればするほど、ある意味楽しくなってくることも多々あります。

図面初心者の方はこれから、多くの知識と経験を積むことでしょうが、知らないと恥をかくことがあります。クライアントによっては知らないと言うだけで信用してもらえないときがあります。ですから、知らないことは積極的に調べることをしてください。余田和でした。

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