Louis Vuitton神戸そごう店_2006.08.02
■サイズ■仕様
W1564×D60×H3009
図面参照
枠:t1.6スチール曲げ加工焼付塗装
建具:t1.6スチール曲げ加工焼付塗装
■備考
2020.09.07新規作図内容はパーフェクト。是非覚えるように!

作図説明

引き戸なんて言葉を聞くとすぐに頭の中に思い浮かべるのは、やはり住居の木製の引き戸です。住宅や店舗でも良く見ることがあるからですが、今回は不燃仕様の環境下で設置した引き戸が作図事例となります。

このサイトでは、木製の引き戸をご紹介する機会が多いですが、今回はスチールドア(以下SD)ですから、木製とは違うところ、すなわち重量に気を配りました。

この引き戸を取り付けた環境下はというと、ウインドウのディスプレイ内への出入り口用建具なのです。ただ、前述したように、不燃仕様になっているので、SDにしています。基本的な納めは木製引き戸と考え方は同じです。

最も気を配ったのは、ウインドウ側から建具枠を出来るだけ見せないようにするという点でした。しかし、こればかりは物理的に厳しいので、建具と枠を目立たない納めにしたんです。

せっかくのゴージャスなウインドウに建具枠のラインは頂けませんからね!

それではまず、a部詳細図を見ていただければわかると思いますが、枠と建具に細工をしてみました。ちょうどピンク色の点線で囲った箇所です。

平面詳細図


ちょっと見にくいので、拡大図つくってみました。2重貼りしたプラスターボードのウインドウ側の1枚を若干延ばし、そこにLアングルの見切り材を付けて、開口枠を隠すようにしました。(以下作図参照)

この納めで、ウインドウからは建具の出墨と見切り材にできた隙間のラインだけを見えるようにしました。

と言ってもラインは入りますが、店舗のそとから視線はそれほど気にならないと判断しました。

クライアントにはこの処理でご容赦願いました。

次に開口枠上部も同じように、このLアングルを使って壁を見切るように処理しました。納めは前述と同様の処理をしました。


全てが、このLアングルでの収まりとはいいませんが、見切り材としては一般的な手法と考えて下さい。

この結果、ショーウィンド内に店内側の光が漏れない事となりました。

そして、この小口には、薄厚のパッキン材を取り付けて、枠と建具が直接当たらないようにしました。

吊りレールと付属金物

この引き戸で使用した吊りレールや、その他の付属金物などの情報を添付しておきますので、参考にしてみて下さい。

その他、付属金物として

まとめ

従来の引き戸では、吊りレールや滑車を隠すように枠に埋め込んだり、カバーを取り付けたりしていますが、今回はこれらの処理はしていません。

ウィンドに入るまでに前室を設けているので、売場からこの引き戸を直接見ることはありません。そのため、メンテナンスはしやすくはなりました。ただ、一般的には、カバーを取り付けた方が良いと考えます。

後、作図についてですが、この作図はかなりのベテランが描きましたが、最低限の作図だと感じます。建具図は、簡単そう見えても、枠と建具の絡みはややこしいものが在ります。

描き進めれば、慣れてくるのですが、普段あまり描くことの少ない人にとっては大変な作図と考えます。ですから、当サイトの作図を自分で描いてみては如何でしょうか。描けば描くほど、きっと旨く描けるようになります。

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