スタイリッシュなスチールドア

物件名:ポールポキューズ 大丸東京店_2007.05
■サイズ■仕様
W700×D110×H2000
図面参照
建具枠:SUS HL曲げ加工
建具:角パイプ組下地+SUS HL PL曲げ加工ビス止め
小窓:t=5mmクリアガラスFIX
押さえ縁:9角SUS HLパイプ
■備考
中級編/難易度:★★★☆☆

飲食店の設計は厨房区画が絡んでくるので、作図する図面の枚数がかなり増えます。そして、電気や空調設備だけでなく、水廻りの防水と給排水設備との取り合いも関係してきます。厄介です。

特に、防水対策として仕上材を耐水性に長けたステンレス(以下SUS)が多く使用され、壁面や建具にまでにも及びます。

そこで今回は、ホールから厨房への入り口に、設けたSUS建具の一例をご紹介しましょう。

前述でもお伝えしたように、水廻りの場所に取り付ける建具で最も注意すべき点は、水による腐食対策です。

スチール製建具でも腐食防止効果はあるのですが、SUS製が最も適しています。例えると、厨房器具が代表的ですね。

作図ポイント

構造的には、フレームとして使っている鋼材サイズに若干の違いがありますが、一般の鉄扉(スチールドア)と全く同じです。

以下、平面詳細図を読み取ってください。

この事例の建具には円形の小窓を取り付けています。厨房からホールの状態などを確認したり、逆にホールから厨房内の状況を把握するための小窓です。

納めとしての押えどころは、以下です。この部分がキモとなるので、それぞれの鋼材をチェックしてみてください。

また、建具枠の納め左右違いがありますが、この点にも注意が必要して理解するようにしてください。



ここで、ちょっとしたことですが、窓を取り付けた建具は、特に開閉時での衝撃対処策が必須となります。

そのため、建具と枠の戸当たりとの接点部分に、必ずクッション材を取り付けておいてください。

最後に上部のガラリについてですが、3mm厚のフラットバーを四方フレームにして、同素材の羽根を溶接処理して固定しています。

この羽根と一体化したフレームを建具枠と上部の天井面にそれぞれビスにて固定しました。

ビスを打ち込む位置は厨房側に設定し、客席からは見えないようにしました。
また、羽根もビス止めがしやすいように客席側へずらしています。

まとめとして

今回のスチールドアの作図事例は、いかがでしたか。めったに描かない建具ですから、たまに依頼があるときなどちょっと焦ります。やはり、鋼材の種類を勉強しておかなければ、すぐに描くことは出来ません。

ですから、次回までに、このサイトにも鋼材表を載せておきます。この規格サイズの鋼材表があれば、とても便利ですし、作図をスムーズに進める事ができます。

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