サイトアイコン 図面屋.com 店舗設計詳細図「虎の巻」

すべての人にやさしい店舗設計の考え方

年頭にあたり、これまで私が考え続けてきたことを、少しまとめてみました。
今年でリタイヤを迎えますが、約40年この業界に身を置いたことで、本当にさまざまな経験を積むことができました。

以下の文章が、これからの現場を担う方々の参考となり、
一人でも多くの素晴らしい図面屋さんが育っていくきっかけになれば幸いです。


店舗設計を考えるとき、私がいつも大事にしているのは、
ユニバーサルデザインの視点と、法的・物理的な安全性をきちんと両立させることです。

段差をなくすこと、通路幅をしっかり確保すること、カウンターの高さに配慮すること。
こうした基本を丁寧に押さえるだけで、高齢者や障害のある方、子供連れの方まで、ぐっと使いやすい空間になります。

「誰かが無理をしなくていい店」にすること。
それが、店舗設計における大前提だと考えています。

また、案内サインの見やすさやピクトグラムの活用、照明の当て方も重要です。
直感的に分かること、迷わず行動できることは、それだけで大きな安心感につながります。

もちろん、建築基準法や消防法を踏まえた避難計画や防火仕様、
転倒や衝突を防ぐための細かな配慮も欠かせません。

安全性は、「何かが起きてから考えるもの」ではなく、
設計段階でどこまで想定できるかがすべてだと思っています。

さらに、客動線と作業動線を整理し、圧迫感を抑えたレイアウトとすることで、
限られた面積であっても、快適な店舗空間をつくることができます。

最近はそこに、素材の質感や音といった「人の感覚」に関わる要素も、より意識するようになりました。
単に安全でバリアフリーなだけでなく、

自然と長く過ごしたくなる空間を目指すことが、これからの店舗設計だと感じています。

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