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レジエリアで活躍する汎用性のあるバックカウンター什器

何処にでもある一般的箱もの什器

多くの図面を描いてきましたが、このような箱もの什器が現れたら、「ラッキー!」って言ってしまいます。何故って?ぶっちゃけ楽が出来るからです。

スチールやらガラスが絡まないので、作図のスピードは一段と速くなるからです。木工だけでの什器はほんと楽ですね。おまけに頂く金額はその他と同じです。

ですから、こういった箱もの什器は好きですね。(作図時間は約2.5時間)

ちょっと脱線しましたが、本音です。それでは、作図を説明していきましょう。

物件名:某ベーカリーショップ大丸店_2007.05
■サイズ■仕様
W2935×D450×H950
図面参照
天板:メラミン化粧板仕上げ(見付含む) 側板:ポリ合板仕上げ
オープン箇所内部:ポリ合板仕上げ
巾木:t=1.5 スチール(曲げ加工) シャンパンゴールドメッキ仕上げ
■備考
難易度:初級編/★★☆☆☆

作図解説

このバックカウンターを描くはめになったのは、たしかベーカリーショップだったと記憶します。今では全国の百貨店に店舗があると思います。

基本的にレジカウンターの機能を補足するためのカウンターでもありますが、パン類を包装したりする作業もここで行います。

オープンな収納スペースには陳列棚用のバケットやトレーなどをストックしておく事もできますし、ギフト用の箱でも対応出来るようになっています。

ただ、レジカウンター越しに全体が見えてしまうので、常に整理整頓しておく必要があります。

オープンな収納スペースの両側には引き出しと扉を設けていますが、常時使用しないものをストック出来るようにもしています。(雑品?)

作図ポイント

それでは、上の断面図をご覧いただきながらザックリですが説明してきましょう。

A断面図は両端の引き出しと扉の部分です。特に難しい納めはなく、注意すべき点は無いのでしっかり理解するようにしてください。

強いて言うならば、引き出しのスライドレール。それと扉のスライド蝶番の知識は身につけておいた方があなたにとって得策と感じます!

続いてB断面図です。

オープン収納の下にはキャスター付きストッカーを置いているのですが、注意点があります。それは底面に取り付けているキャスターです。

単純に前方へ引き出すだけなので、必ず一方向タイプでストッパーのないものを選ぶようにして下さい。ストッカーの中にあるものを取り出して、すぐにストッカーを戻す事になるのでストッパーは不要です。

この場合、ストッカーの背面にはクッション材を貼り、什器の背板と接触して双方が損傷することのないようにして下さい。

まとめ

今回の作図内容は、図面屋初心者の方でも十分理解できると感じます。

これと言った納まりもありません。このサイトでも多くの箱もの什器を描いているので時間があれば、探してみてください。

当たり前に、平面図、立面図、側面図は三面図は必須です。これについては、問題なく描けますよね。初心者として問題があるなら、それはきっと断面図でしょう。これについても、毎日繰り返し描いていれば、慣れます。

作図上での注意点があるならば、今回の事例では電源を要する機器の設置はありません。しかし、繁忙期にレジをこのカウンターに設置する事も考えられます。

そこで、天板には予備として家具コンセントを取り付けておくと良いかもしれません。レジ以外の機器にも対応出来るので、非常に利便性は高くなるはずです。

尚、この什器を使用した店舗の環境図はこちらでご覧になれます。

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