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基本的なガラススクリーンの作図事例

シンプルさに勝るものなし!

連休も終わり、元に戻った生活がはじまります。こんにちは余田和です。
今回は、当サイトでも多く投稿している『ガラススクリーン』一例です。

この平面図だけを見ていると若干不条理なカ所はありますが、これについては割愛します。
その他、図面に出ているガラススクリーンのみを見るようにしてください。

基本形と言えばそうなのですが、これにいろいろ装飾を付けるデザイナーさんも希に見受けられますが、やはりここはシンプルにして頂いた方が、共感します。

それでは、作図を読み取ってください。約15分でお願いします。特上下の納まりは重要です。

■サイズ■仕様
W900×D42×H2250
図面参照
縦枠:29×42/t1.5mmSUS 鏡面曲げ加工 ハカマ:t=1.5mm SUS 鏡面
スクリーン:t=12mmクリアガラスFIX+タペシート貼り(中川ケミカル/フォグラスC-171)
その他は図面参照
■備考■難易度: 中級編/★★★★☆

作図解説

前述したように、平面図を見るとやや不思議なレイアウトになってます。環境が見えないので私にも理解しがたい箇所です。

この図面には、三面図、平面詳細図、縦断面図、それに詳細図が描かれていますが、いつも目にする図面です。

当たり前の納まりですが、特に注意して欲しいと感じるのが、スチールの曲げ加工です。ザックリ描かないで、丁寧にその曲げ加工を描いている辺りが嬉しいです。

実際、過去にも多くこの曲げ加工を描いてきましたが、時間はかかり、邪魔臭さは確かにあります。
しかし、この辺りを丁寧に描くことを私は強くお薦めします。

ここで、図面屋としての評価がなされるわけです。
ですから、本当に信頼される図面屋になるなら丁寧な仕事をしてください。

作図ポイント

それでは、重要なカ所と図面の描き方について話しましょう。

まず、以下の平面詳細図と縦断面図がポイントとなりますが、毎回のように同じカテゴリーが重要となります。(建具図もいっしょ!)

以下の詳細図はで感じることは、ガラス12mmはちょっと厚みがありすぎでコスト増となります。
天高も2550mmなので普通で行けば、10mm〜8mmで十分です。

a平面詳細図の左のスチールの曲げ加工は覚えておいてください。サイズによっても変化はしますが、納め方はこれで十分です。

また、その下の b平面詳細図の見切り辺りの納めもとても参考になりますので、是非覚えておいてください。きっと役に立ちますよ!

以下、縦断面図も大変良く描けていて、その納まりは明確です。

その他、天井との設置箇所の納め方、そして下部の袴に当たる納めも完璧だと感じます。

床設置のカ所も、スチール曲げ加工が施されてますがこちらも通常の納め方です。
ここでの注意点は、床との固定方法です。

通常、アンカー止めは施設によっては使えないことがありますので、事前に施設側に確認するのが肝心です。お忘れ無く!

表現方法で良いなって感じたのが、天井の固定表現です。
プラスターボードと軽鉄を描くことによって図面に信憑性を感じます。是非真似って下さい!

まとめ

今回の事例は如何でしたか>?
分からないことが有れば、遠慮しないでお問い合わせください。

今のところ当方は、暇にしております。
「聞いてなんぼの世界!」「聞いたもん勝ち!」です。

将来を考え、図面屋になって稼ぎたければ厚かましく行きましょう。これは私の精神でも有りますので、この考え方も真似って下さい。

尚、今回の事例と同じような事例は、このサイトにも多少有るかと思うので、是非検索してご自分のモノとしてください。そうしていただければ、幸いです!

今回も長々とおつきあいありがとうございます。
尚、乱分についてはご容赦を!

お願い致します!
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