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《ショーケース》万年筆専用のショーケースの作図事例

pen-tamesigaki-01
横浜そごう 文具売り場_2013.04
■サイズ■仕様
W1200×D600×H750
図面参照 
本体:木下地化粧板仕上げ
ショーケース天板:t=8mmクリアガラス
■備考
2020.08.21更新 トレー底面:エクセーヌ貼り

作図説明

某百貨店の改装物件で担当させていただいた文具売り場での什器のひとつで、筆記具専用のショーケースの作図事例です。

文具売り場では、大概が対面販売となっています。ただ、普段われわれが目にする対面用のショーケースとは、ちょっと違いがあるのです。それは「万年筆」専用と言うことです。

言い換えれば、高価な万年筆をディスプレーするショーケース付きの対面カウンターと言った方が良いかもしれません。天板には、「試し書き」できるようにレザーを貼り込んでいて、お客様への対応も即座に出来ます。

上記断面図を見ると、スタッフ側(向かって左)には、引き違いを戸が付いたストック設けてます。お客様側は、寄り付きが良いようにゆとりを持つようにしました。

上記作図は、私の苦肉の策でかなり思考しましたね。後に出てきますが、ペン置きの間隔や、その角度はあっちこっちの文具店をまわって出来たものです。

ただ、ペン置きの角度は私なりの答えであって全てに通ずるとは限りません。カウンターのの高さ、奥行きにも影響します。あくまでも参考程度として捕まえてください。

また、ケース内の商品トレーは、便宜上2分割して引き出せるようにしています。そして、ケースを広く見渡せるために妻板の取付けはやめました。

立面の断面詳細図です。ペン置きの間隔もしっかり考えたので好評でした。トレーには横引きスライドレールを取り付けています。考えようによっては底引きレールでも良かった考えます。

先ほどの断面詳細図と見比べてその構造を理解してください。この作図は、結構良いものに仕上がりました。また、このような判例図のようなものはありません。

まあ、文具売場の設計なんて、年に一二度ある程度でほとんど無いといっても過言ではありませんが、この作図事例を理解の上でしたら、ご自分のノウハウとしてお持ちください。きっとどこかで役に立ちますとよ!

作図上での押えどころ

苦労したのが、ペンのディスプレーです。もちろん、何本展示することが大切なのですが、角度にはシミュレーションしました。(a 詳細図参照)ですから、この作図事例は、是非覚えておいてください。

また、この什器は台所雑貨などで、展示されるカトラリー、その他それに類する商品展示でも活躍できると確信します。

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