| ■サイズ | ■仕様 |
| W650×D450×H2400 図面参照 | ﾐﾗｰﾌﾚｰﾑ：t=8ｽﾁｰﾙFB ﾐﾗｰ：t=6ｸﾘｱﾐﾗｰ貼り ｽﾁｰﾙﾌﾟﾚｰﾄ曲げ加工+焼き付け仕上げ(白） 間接照明部：t=6ｸﾘｱﾐﾗｰ+銀抜き加工 |
| ■備考 | |
| 2019.11.27更新 |
作図解説
今回は、ちょっと可愛いミラーパネルのご紹介です。
ここ十数年ほどでトイレも随分様変わり、特に女性用トイレには、パウダールーム成るものが持てはやされ、猫も杓子もパウダールームいってんばりでした。
そんなパウダールームに似合うミラーとは、やはり女性目線で、親しみやすくお洒落なものが良いですね。間接照明でも付いてりゃ最高です。
従来の洗面カウンターは、壁面にダイレクトでミラー貼りして、こじゃれた光源を付ける程度が通例でしたが、今回の事例は単独でも使用できるほどお洒落でシンプルなものです。
固定方法も、単純で床と洗面カウンターに固定するようにしています。取り付けコストも大幅に削減できます。
床面に、あらかじめ溶接止めした支柱+450mmの座にアンカーボルト止めとし、ミラーパネルを支柱と洗面カウンターの背面にサドルバンドでビス固定するだけです。
ミラーパネル本体は、8mmもの厚みのあるスチールフラットバー（以下FB）を四方に廻し、角パイプとスチールプレートとでパネルベースを構成しています。以下の断面詳細図を参考に読みってください。
但し、両側面のFBは内部の照明器具をメンテナンスするためにビス止めとなっています。両端にはLED間接照明を仕込み、特殊加工したミラー越しに淡く光る演出を施しています。
この特殊加工は、ミラー裏面にある反射する銀膜を抜き、この部分を透明なガラスにするといった手法です。
この銀抜き加工の利点は、銀を抜く部分のサイズや形状に制限がなく、文字やロゴなども抜くことも可能なところです。
ただ、透明にしたことで、照明器具が丸見えになることを防ぐために、乳半アクリルを目隠しカバーとして、ミラーの裏面に取り付けてあります。
竣工した時の画像が残っていましたので、参考までにご覧ください。
後記
照明による演出でミラー面が光る演出は、鏡の前に立つ人をより明るく照らすことができます。しかし、特殊な加工なのでコストがかかってしまうところが難点でもあります。
複雑な模様などで銀抜きしたり、多く面にこの加工を施す場合には費用と調整しながら計画してください。
最後に、パウダールームのイメージフォトを添付しておきます。
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