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食品売場の対面販売カウンターの作図事例

あげ辰 阪神百貨店_2007.04
■サイズ■仕様
W×D825×H1250
※W:図面参照
本体:木工ラッカー塗装仕上げ
巾木:SUS HLプレートボンド貼り
上部スクリーン:t=10mmクリアガラスFIX
■備考
19.12.09更新 

作図説明

今回の作図事例は、食品売場の対面販売カウンターの姿図と断面図です。 百貨店の「デパ地下」では、もうお馴染みのカウンターです。 多くのお客様で賑わってます。

この対面販売カウンターは、接客と実演も兼ねていますので、お客様に対して、絶えず訴求効果も図れます。 このような売場が「デパ地下」の売りですね。

それぞれ店舗は、かなり個性的ですから、汎用性もなく作図参考にはなりません。ですから、ひとつの参考知識としてください。

ただ、私が目に止まったのは、腰のデザインですね。単調になりやすいカンターの腰に何かデザイン施すことは良いことです。良く私も使う手です。

横桟のピッチに変化を加えれば、アレンジも可能です。こういった、ちょっとしたデザインが、必要なこともありますから!

さて、次に進みましょう。

私が考えるところ、食品売場での什器は大きく2種類に分ける事が出来ます。 1つは耐熱仕様にするものと、そうでないものですね。この事例は後者の方に当てはまります。

火や熱を使って実演する対面販売の場合、カウンター自体も耐熱加工を施す必要があります。

仕上げ自体をキッチンパネルのような不燃材を使ったり、一部をステンレスで囲うなど、様々な手法があります。 もちろんガラスも耐熱ガラスにする必要があります。

一方で、出来上がった食品を陳列して対面販売するだけの機能をもったカウンターには、たいした耐熱処理は不要ですね。そのため食材の新鮮さや出来たて感をどう演出するかに注意を払う事になります。

以下にカウンターの断面図がありますので合わせて参照下さい。

各断面図

左側の断面図を見てもらうと、荷置き台がスライドして出てくるのがわかりますよね。 この場合のスライドレールは横引きタイプにする事と、引き出すマックスの寸法には注意して下さい。

あまり長く引き出すと強度が無くなるので、せいぜい200mmもあれば荷置き台としての機能は十分に果たせます。この事例では300mmも引き出せるようになっていますが、そこまでは必要ないでしょう。

今後は、今回のように食品や飲食の詳細図も、投稿しますので楽しみにしておいてください。余田和でした。

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