売り上げが見込めるサービスカウンター
■サイズ | ■仕様 |
W2000×D600×H1000 図面参照 | 本体:オーク染色CL仕上 内部:オーク染色CL仕上 建具:木工化粧板仕上げ 天板ガラス:t10mm透明ガラス落し込 前板:t6mm透明ガラス |
■備考 | |
初級編/難易度:★★☆☆☆ |
作図解説
今回の作図事例は、簡易なショウケースを設置したサービスカウンターの作図事例です。いつものように紙面が足らないので2枚での作図となります。
アパレル、アクセサリーショップなどのショーケースには、防犯上の問題で鍵を取り付けます。しかし、この事例ではスタッフ側の面をオープンにしています。
どちらかといえば、高価な商品をディスプレーするというより演出小物などを置くスペースと表現した方が良いでしょう。
販売促進で、商品を置けば、ちょっとした売り上げが見込めるサービスカウンターとも言えます。それでは、作図ポイントなどをお伝えしましょう。
作図ポイント
まず、それぞれの什器断面図を見てください。
上の作図は、D部断面詳細図とF部断面詳細図ですが、サービスカウンターには重要な機能面を断面図を共に見ていきましょう。
全般的に物販店であればどんなショップにも対応出来るぐらいの機能はそろっています。
D部断面詳細図には、ノートパソコンを設置出来る芯出しもあり、LANと一体となったコンセントボックスも取り付けてあります。(トップ作図立面図参照)
尚、横引のスライドレールを取り付けには、左右の高さを確保出来なかったので、底引きタイプのスライドレールを使用しました。
底引きタイプのスライドレール場合、重量のあるものを芯出しに乗せてスライドさせると、たまにスライドレールが、重量に耐えられなくなり、折れてしまう可能性があるので、注意しましょう。
逆に、横引きタイプの場合は、下方向への荷重に対しては、強いとされているので、引き出しや、芯出しを取り付ける場合には、横引きスライドレールを取り付けておくほうが、得策です。
その他の引き出しには全て横引きスライドレールを取り付けあります。
続いて、ショーケースですが、天板のガラスの厚みを10mmと厚くしています。
これについては、カウンターワイドの約半分以上が、ショーケースとなり、お客様が、間違って肘をつくことを考えてのことです。
その他の納めについては、各断面図を見て頂ければすぐにでも理解は出来ると確信します。
以下の作図は、天板ガラスと、前板ガラスの納めを表してますが、ごく一般的な納め方にしています。
天板は落し込み、前板ガラスは、6mm厚のガラスを9mm×9mmの角材でビス固定する方法です。
まとめとして
このような、サービスカウンターは、良く考えられた機能が、多くあるので、必ず平面詳細図は必要です。ちょっと邪魔くさい作業となりますが、手を抜くと後でしっぺ返しがきます。
作図を進めることは、かなりの忍耐力が必要ですので、しっかりその機能を覚えてください。
2~3年も経てば、好きな音楽聴き持ってでも出来ますよ。ある意味、プロになれば、これほど楽で、稼げる仕事はありあせん。おそらく永遠に稼いでいけると思います。(仕事があればの話ですが……..!) 余田和でした。
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