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ハイタワータイプのガラス棚什器の作図事例

30年前の什器が今でも活躍!

今回は、ガラス棚什器でしかも高さが凄い。私はハイタワータイプって呼んでます。
もう30年前に描いたのですが、先日某百貨店の壁面に同じのを目にしました。

やはりベーシックなデザインって良いですね!

高さが、2200mmとなると設置場所はおそらく壁面か、柱巻きにになると感じます。
なんせ30年前ですから詳しいことは分かりません。

薄い記憶では、壁面のアクセント(ポイント&VMD)として活躍していたと感じます。

同じような什器は多くあるのですが、今回はその間接照明の手法が面白かったので。皆さんと共有しようと考えました。

まず、いつものように図面を読みこくことから始めてください。約15分で行けますね!

それでは進めていきます。

■サイズ■仕様
W475×D400×H2200
図面参照
フレーム:25mm×75mmスチール角パイプ+焼付塗装 白
ガラス棚:t=5mm 350mm×350mm透明ガラス
裏面よりサンフロスト貼*センターφ300抜き
■備考■難易度:中級編★★★☆☆

作図解説

平面図、平面詳細図、立面図×2面、そして断面詳細図で成り立った作図はやや難しさを感じます。
しかし、これもゆっくり考え持って進めればなんとかなります。

造りについては基本的に、ガラスケースにありがちなスタイルです。

スチール角パイプ組がベースとなります。それに厚みが違うガラス、間接照明を組み合わせたカタチになります。

壁面に並べたの什器だとつまらないので、アクセントとしたこの什器は、確かに効果はありました。
だから、思いっきりディスプレーを施すようにデコレーターさんに頼みました。

什器がシンプルなのでディスプレーは栄えましたね!

たの什器と差別化するために、ガラス棚には裏面よりサンフロスト貼をしました。(φ300抜き)
間接照明を付けたおかげで、これも素晴らしい出来でした。

ただ、気になっていたのが高さでしたね。

ですから、床固定が必須となりましたが、施設側から禁止と言われたので、壁面什器連結固定の方法をとりました。

以下の図面は、2枚構成で描いたので、その1枚となります。
このクラスの図面はやはり1枚描きは厳しいですし、後でクレームがきます。’

作図ポイント

上手い手法、面白い手法と思ったのは、以下の平面詳細図です。

間接照明を最大限に生かした手法であって、両面側板は、t=10mmで背板はありません。これが良いんです!間接の光がスコーンと出てきて栄えます!

造りと納めはやや厳しいモノがありましたが、なんとか納まりました。(30年前)

ここで覚えて欲しいのは、この手法もそうなんですが、ガラスの側板の納まりや光源付近の納まりなどです。その他、ボルトナットもそうです。

金物の納まりはすぐには覚えることは出来ませんが、経験値を積むと小野図アイデアは出てきます。
ここは辛抱強く諦めないことです。

上記は、什器の下部の詳細図です。ここもしっかり描いています。
25mm×75mmスチール角パイプが活躍してますね。

このパイプのせいで、ガラス棚の奥行きが減って、商品を飾るスペースが減ったのは減ったのですが、これがあっての什器と納得はしています。

この手法を是非自分のモノとしてください、応用次第でひょっとしたらもっと面白い住基が出来るかもしれません。

今日は、お立ち寄りありがとうございます。
猿まねもけっこうです。それを自分のオリジナルに変えるのはあなたです!

尚、乱文についてはご容赦を!

お願い致します!
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