■サイズ | ■仕様 |
W1790×D75×H2700 図面参照 | サッシュ:75×25スチール角パイプ錆塗装仕上げ 中フレーム:40×20スチール角パイプ錆塗装仕上げ スクリーン:t=6クリアガラス |
■備考 | |
作図説明
この作図事例は、排煙規制を意識したウインドウの姿図とその詳細図です。このような記事は過去には無かったと感じます。
テナント規制の中でも特に、排煙に関しては、内装管理から厳しく伝わってきます。ですから、おろそかにできません。しかし、問題は描き終わった図面の修正です。
というのも固定箇所を可動(上部の排煙口)に変更するのって、ある意味「いち」から描き直さなければならないのです。
描き直すのはいいのですが、どう収めるかを考えるのにかなりの時間を費やしますので、やっぱり邪魔くさい・・・・・。嫌々ながら描き直したのが、今回の作図事例です。
上部のガラス枠二面をステーを使って開閉させることにしたのです。これと同様のケースは、たまにあります。
例えば飲食店などのオープンキッチンとパントリーとの間仕切りに取り付けることも過去にはありました。
しかし、今回はアパレルショップでのことで、大変珍しい事例ですね。下の図面の一部が、今回の事例となった場所です。ショップファサードに設置された左右のウインドウです。
さて、ウインド上部の開閉ガラス枠を調整する役目を担っているのがステーですが、断面詳細図を見てもらうと分かりますよね。
閉まった状態で丸棒が中間フレームよりも下の位置にきているので見た目には良くありません。
フレームの固定位置をもう少し上に取り付けるのが妥当と思われますが、調整が大変で図面に表したものの決定が出来ません。それで、寸法指示もあえて記すことはなく、取り付けは現場対応としました。
図面指示したとしても、やはり最終は現場での収まりが最優先になるので、ルーズなようですがこのやり方がいいのです。
後記
今回の図面事例はあまり見ることが無いだけに、当サイトに問い合わせがよく入りますが、実質の図面事例としてはあまり感心はしません。
「こんなケースもあるんだな!」ぐらいの程度で記憶にとどめておいてください。まあ、覚えておいても損はしませんから。(関西的発想)
最後に図面では、かなり見にくい箇所を加工してみました。
サッシュ下部の縦断面詳細図です。
それでは、これで終わりますが、皆さんの勉強ははかどっていますか?我が塾生も日々精進しているようです。
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