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テンパライトドアとサッシの基本的な作図事例_その2

物件名:DRESS & STYLES_2013.06
■サイズ■仕様
W2600×D50×H2600
その他図面参照
テンパライトドア:t=10クリアガラスFIX+飛散防止フィルム貼り
サッシ:SUS HL
スクリーン:t=8クリアガラス+飛散防止フィルム貼
■備考

今回は、先回の「テンパーライトドアとサッシの基本的な作図事例_その1」の続きをご覧頂きます。作図が多いためA3サイズ用紙を2枚で編集しています。

作図解説

ブライダルショップの実施設計で作図したVIP用のフィッティングルームの詳細図です。そこには先回と同様のテンパーライトドアが設置されています。

一般客用のフィッティングルームとは違い、サッシュでクローズした部屋を設けました。内部にはカーテンボックスも取り付けて、外からの視線も完全にシャットアウト出来るようにしました。

テンパーライトドアの両側にあるサッシュは、ステンレスフレーム組みをし、ガラスFIXとしています。ガラス押さえには、同素材の角パイプを用いています。
まず、平面詳細図をご覧下さい。

平面詳細図

サッシュ上部には規格サイズの角パイプを使用し、天井裏の補強金物(100mm×50mm)に溶接処理にて固定しています。 床面のハカマには、底面に溶接したSUSプレートの座を床材が貼られる前に固定するようになっています。

サッシをしっかり固定をするためには、通常アンカーボルトが適しています。しかし、今回は、施設側の都合で却下。

そこで、床との接地面を大きくとったこの座仕様の固定方法も強度と安定性は十分確保できると考え、仕様変更。以下作図参照してください。サッシ床接地面を見てください。

断面詳細図

次に、テンパーライトドアについて。
これについては、重量用のフロアヒンジを使っています。 下記に今回使用したヒンジの情報を添付しておきますので、参照下さい。

フロアヒンジを使う場合には、床面を掘り込む必要がありますので、必ず施設側への事前確認をするようにして下さい。 今回は了承していただきました。

最後に、カーテンボックスです。
取り付けるカーテンは、映画館の暗幕のような遮光仕様なので、通常のカーテンよりも重くなっています。 そのため、両側の壁面でのビス固定だけでなく、天井からのパイプ吊りで補強を確保しました。

レッスンポイント

今回のレッスンポイントは、やはり以下の箇所と考えます。作図はしっかり描彼ってますので、是非参考にしてください。

図面屋として生計を立てるなら最低限必要なスキルですので、頑張って覚えてください。

レッスンポイント

作図上での注意点としては、カーテンボックスを取り付ける補強用の天井吊りパイプですが、開閉する頻度や間口サイズによっては、吊りパイプの本数と取り付け位置を意識するようにしてください。

お願い致します!
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