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《サイン》大理石壁面に設置した内照式サインの作図事例

ルイ・ヴィトン_2006.09
■サイズ■仕様
W720×D175×H720 サイン面:大理石仕上げ
サイン本体:木工ラッカー塗装仕上げ
■備考
 

作図説明

この作図事例は大理石貼り壁面に内照式のサインを取り付けた詳細図面です。一般的な考えでは、大理石の裏面に乳半アクリルを貼り付けておくことが多いのです。しかし、このタイプは大理石の抜き文字部分のエッジ部分も光るようにしているのが特徴的です。

エッジも光るようにする為には、壁面仕上げ材の大理石と同等か、それ以上の奥行きがないと効果が期待出来ません。平面詳細図を確認してみてください。

平面詳細図

よく見るとt=20mmのエッジライトアクリが見て取れますが、今回の事例ではこの素材を文字抜き加工して使用しています。

次にイメージとしては以下のような雰囲気になります。 このようにサイン盤面の四方のエッジに光る仕組みを活用しているんです。

※イメージ画像提供元:有限会社アートたかはし

収めとしては特に難しい点はありません。従来の抜き文字サインを応用すれば、まず問題ないでしょう。ただ、この作図で照明器具はエースラインですが、ここはをLEDに替えることで照明ボックスの奥行きをもっと薄くする事も可能なので、裏面もスッキリさせることが出来ます

当時、LEDの普及がそれほど無かったので、エースラインなんて代物を使っていたのですね。それでは次に、下記の縦断面詳細図も添付しておきます。平面詳細図と合わせ読むと理解が深まるはずです。

断面詳細図

尚、構造が詳細図では少し分かりにくいので、簡単なイメージスケッチを描いてみました。しっかり見ておいてください。

イメージスケッチ

エッジライトアクリの抜き部分にt=3mmのアクリ板をボンド付けしているので文字とそのエッジが光る仕組みになっているんです。逆にバック面を不透過にしてエッジのみが光るようにしても、違った雰囲気になると感じます。

従来の抜き文字サインに少しアイディアを加えるだけで、見栄えもかわってきます。そして、目を引くサインになり得ると感じます。難点としてコストが多少アップすることです。そうは言っても一度試して見る価値はありますよ。

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