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《壁面サイン》店頭象嵌サインの図面事例

店頭象嵌サイン
AL.PLAZA 香里園 1F tutuanna
2011.09
■サイズ■仕様
W1120×D134×H450
図面参照
ベース:t=20カルプ文字+t=3アルポリ貼り仕上げ
サインベース:スチール曲げ加工焼き付け仕上げ+レーザー抜文字
サイン:t=10アクリ象嵌
裏面:アルミ複合板+シート貼り仕上げ
■備考
 

作図説明

今回はサインについてお話しします。上記のサイン、デザイン、フォルムはともあれ、店頭サインなどによく用いられる作図事例です。

通例では、アクリルボックス仕様が多いなか、象嵌サイン+スチールサインベース+間接照明までの構成で成り立っています。言ってみれば、かなり凝ったサインですね。

この図面を見ていただければおおよそは理解できますが、取り付け方法には注意点があります。

まず、天吊り角パイプからステイ用のボルトを突き出し、カルプのサインベースを取り付けます。その前に照明ボックス(スチール製)を取り付けます。(ナット止め)

収めがややこしいですね!

要は、照明ボックスと横ボーダーでサンドイッチする要領で挟み込むんです。おわかりいただけますか>?  ややこしいので拡大図入れておきます。  

断面詳細図

これは固定時にカルプベース+アルポリの変形を防ぐために考えた収めだと思います。

そもそもカルプサインは、発砲ウレタンをより強固にした材質で堅さもあるのですが、やはり金物には負けてしまいます。まあ、そのためにアルポリを被覆したのですが・・・・。

分かりやすく言いますと、この雲型部分までスチール製にすると製作コストが前と後ろで2倍のなることと、そして重量の問題もあったのです。

又、中央の文字部分には象眼サインを使っている為、レーザーで文字を抜く必要があります。これもまたコストアップに繋がるようです。

まあまあ、このサインには恐れ入りましたって、業者さんの声が聞こえそう!尚、象眼サインの取り付け方法のイメージスケッチを見付けましたので参考にして下さい。

象嵌(象嵌)とは

参考までに、象嵌(象嵌)の意味を調べてみました。象嵌(ぞうがん、象眼とも)は、工芸技法のひとつ。象は「かたどる」、嵌は「はめる」と言う意味があるそうです。

象嵌本来の意味は、一つの素材に異質の素材を嵌め込むと言う意味で金工象嵌、木工象嵌、陶象嵌等があります。

その中の金工象嵌は、シリアのダマスカスで生まれ、シルクロード経由で飛鳥時代に日本に伝わったとされ、江戸時代には京都などに優れた職人が多数生まれます。

日本刀の拵えや甲冑、鏡や根付、文箱、重箱などに腕を振るったことで有名です。素材としては金属だけではなく、彩色した木材や骨片、貝殻、陶磁器なども用いられる。〜Wikipediaより〜

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