サイトアイコン 図面屋.com 店舗設計詳細図「虎の巻」

《壁面サイン》コマーシャルエリアのビッグサインの納め方

EBダイヤモンドシティ広島店_2004.01
■サイズ■仕様
W2900×D820×H3500
図面参照
本体アーチ部分:木突板合板染色CL仕上(その他、化粧板仕上げ)
袖壁面:PB12.5mm下地AEP塗装仕上 指定色
メンテナンスドアフレーム:SUS 25×12 SUS角パイプ
鏡面仕上げ(鍵付)
■備考
※図面精度は上

背景

当時(2004年)、かなり有名であったアメリカスタイルのアウトドアショップ。主にアパレル商品は中心で、グッズはそれほど無し。機能性が高いダウンジャケットなどが日常のファッションに取り入れられ、流行し始めた時期に施工図が舞い込んできた物件です。

作図説明

今回の作図事例は大きな面でのビジュアルサインを取り付けたレジバック什器の詳細図です。レジバック以外でも、使い途は多く、サービスエリアやエンタランス設置でもアイキャッチャー的に使えます。

90坪もあるアウトドアファッションの店舗ですので、エントランスから一番離れた奥壁面に設置された什器ですが、エントランスからでもはっきり目視できるばかでかさです。

ビジュアルサインは、約2400mm×1500mmのサイズです。上部の象嵌サインパネルも合わせると高さは、約2000mmになります。この象嵌サインとビジュアルサインは25mm×25mmのLアングルフレームをベースに構成した造りです。

上の断面詳細図を見れば、その構造が理解できると思いますが、少々、見にくいので拡大図の出番です。まず、下の平面詳細図ですが、この作図が基本壁と考えてください。この中に各装置を仕込むカタチになります。

上のA平断面図を見ていただくとコの字型の基本壁にフレームが取り付けてあるのがわかると思います。

まず、象嵌サインパネルとビジュアルサインを取り付けるために、Lアングルで骨格組をします。上下四隅にLアングルフレームを廻して、先ほどの基本壁に固定します。これで固定用下地が出来ました。

その後に、上下の装置(象嵌サインとビジュアルサイン)を取り付けるようにしています。

以下のb部詳細図では、ビジュアルサイン枠が確認でき、25mm×25mmの角パイプにビジュアルサインの扉が長蝶番で取り付けて有るのが分かります。扉も25mm×12mmの角パイプとコの字チャンネルとを合わせて盤面のアクリルを挟みこんいます。


基本壁に取り付けるスチールフレーム全体像とその取り付け方を、簡単なスケッチにして表現しています。尚、サイズ的に大きいためステンレス金物で構成しています。

続いて、c部詳細図では象嵌サインとビジュアルサイン枠を含めた断面詳細図が見て取れますが、こちらも拡大図が必要です。

左の図が、象嵌サインパネルです。正面でのビス固定を避けるため、内部からのビス止めとしました。そのため、下部のビジュアルサインより先にLアングルフレームに取り付けるように指示を出しました。

尚、右の図は、ビジュアルサインの断面拡大図です。こちらもその主口が理解出来ると感じます。

このような、作図事例の説明は本当に難しいですね。スタッフだったら絶えず横のデスクに付いてますので、正確に説明出来るのですが、書面での説明は付かれます。出来れば、ネットワークでの説明をしたいものです。

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