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一般的な洗面カウンターの作図事例

一般的な洗面カウンター参考資料より_2018.12
■サイズ■仕様
W2716×D558×H2200
図面参照
本体:木下地化粧板仕上げ
カウンタートップ:人工大理石_t=9mm
■備考
2020.04.07更新

作図説明

今回の作図事例は、少し志向を変えてトイレについての作図事例です。普段は売り場の実施設計なのですが、たまにはこういった場所の実施設計もは行ってきます。

事例は、トイレの中の洗面カウンターです。最近のトイレはイメージアップのため、そのほとんどは、清潔でお洒落な空間となっています。

設計の際に、特に押さえておきたい項目を伝えておきます。

まず、洗面カウンターの天板高さです。 普段良く使用する駅や商業施設などにあるトイレでは、カウンター天板のトップで、約750mm〜800mmが基準値としています。中には、手洗い器のトップに設定しているところも少なくは有りません。

また、多目的トイレやキッズトイレの場合、車椅子利用者と子供の身長を考慮して、約660mm〜750mmと少し低く設定します。 この設定値は、無理のない姿勢で手を洗うことが出来るサイズであり、メーカーでも推奨しています。

今回の事例では、洗面カウンターの天板に洗面器をのせたタイプなので、天板までの寸法は665mmと低いですが、洗面器のトップで802mmの設定にしています。参考までに、以下に図解イラストを添付しておきます。

次に大切なことは、壁面に取り付けるミラー(姿見)のサイズと取り付けです。

私が過去に経験したタイプは、ミラーサイズは大きく分けて2タイプあると思います。カウンターワイドに合わせたタイプ。(壁面一面に貼る)これについては、今回の作図事例では、有りませんが・・・・。

それと、今回の事例になる体ぴでスが、洗面カウンターに設置されている洗面器と同じ数のミラーを取り付けるタイプがあります。(個別に貼る)

特に後者のタイプは、個別にミラーを貼るので最低限、人の肩幅以上の400mm〜600mmのミラーワイドが必要でしょう。

高さについてもミラーの上端が1800mm程度あれば見る人の頭までが十分入るでしょう。 そして、ミラーの下端はカウンター天板まで目一杯の位置でも問題ありません。

断面詳細図

しかし、作図事例のように間接照明付きの場合などはメンテナンスしやすさを考え、カウンター天板より100mmから200mm上がったところが望ましいです。

次に、洗面器の取り付けピッチです。 このピッチについては、洗面器が、2台以上ある場合に必要となる寸法です。そして洗面器の芯から芯までの距離を750mm以上確保しましょう。

洗面カウンター平面図

また、今回の事例に当てはめるならば、左右の洗面器は壁から750mmの半分の寸法(375mm)以上をとる必要があります。 この寸法は隣に立つ人と干渉しない最低寸法として、覚えておいてください。

そして、洗面器と洗面器の間にハンドドライヤーを設置しているので、洗面器間のピッチは、1000mmと広い設定にしています。これについては、理想的な寸法だと感じます。

それでは最後になりますが、給排水管のメンテナンス方法です。 一般的な方法としては腰部を扉にすること望ましく、ローラーキャッチなどを使って腰の一部を取り外す方法が順当だと感じます。

その他、特殊なヒンジを使って、メンテ扉を横にスライドさせる方法もあります。

このスライドさせる方法については、意匠上の問題であったり、扉を開くことが難しい空間的な問題であったりと、要因は様々あります。 その状況によって最も適したメンテナンス方法を選ぶようにしてください。

以下参考サイトチェックしてみてください。
⇒ アーム式フラットドア金物 

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