■サイズ | ■仕様 |
W2020×D520×H600 図面参照 | 吊りボックス・ステージ:木工ウレタン塗装仕上げ 固定棚・仕切り:t=10クリアガラス |
■備考 | |
17.12.15更新 |
作図説明
この作図事例は、エスカサイドでの吊り式ディスプレー什器の作図事例です。よく商業施設のエスカサイドには、少なからずガラスFIXされたカ所がありますが、そんな環境を旨く活用した事例です。ショーウインドと共に店内からも商品アプローチできるので、両得的な什器だと感じます。
上部2段の棚板ボックスは、店外、店内両面からお客様に訴求でき、下部のステージトップは、奥行きを広くして店内からの視認性を良くしています。
棚板ボックスの高さは上端で1500mmになるように設定していますが、 紳士関連商品を展示するなら、若干高さを上げても問題ないでしょう。
この事例は、もともとシューズ&スニーカーでの売場ですから、現状の高さで十分と感じます。 ただ、注意しなければならない点が若干あります。それは吊り元です。残念ながら断面図には吊りパイプを天井裏でどうやって固定しているかが表現されていません。
このような場合は、パイプの太さ、什器サイズ、そして設置位置などを考えるとスラブにボルトをアンカー止めにする方が望ましでしょう。しかし、建築物にアンカー止めは、御法度かもしれませんね。
ですから、天井裏に補強金物などを付けてからの固定が良いでしょう。
参考例として以下をご覧になってください。
⇒ 銘店・サービスコーナーの照明埋込ボーダーの事例
パイプの太さと什器サイズについては、総重量の関係もあるので考慮する必要性はあるかと思います。また設置位置については、お客様の手の届く場所なので揺れ対策もしっかり考えねばなりませんね。
また、棚板ボックスとの固定カ所もボルト締めが妥当であって、収めについては埋込みにすべきですね。吊り込み後に埋め木をして、タッチアップすればボルトが隠れて見栄えも良くなります。
この事例も含めて天井から吊る造作物は、落下や揺れ、重量等に気を付けて設計するようにして下さい。 ここで、断面詳細図を添付しますので、上記の懸念材料も再確認してください。
吊りボックス上部に取り付けられたミニダウンライトですが、ボックス内の商品を照らすには良いのですが、ボックス下にあるステージ上は影になるので、吊りボックス底面にもダウンライトを入れるべきでした。
吊り式ディスプレイボックスとは言いませんが、今回の事例と似通った資料がありましたのでこちらも参考にしてください。
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