銘店・サービスコーナー
草津近鉄百貨店 銘店・サービスコーナーボーダー図_2005.01
■サイズ■仕様
W1800×D35×H2106
図面参照
枠:木工ラッカー塗装仕上げ
建具:木工下地t=6mmミラー貼り+化粧板仕上げ
■備考
191123更新 

作図説明

この作図事例は、スーパーなどで見られる銘店・サービスコーナーの平面図です。その場合、お客様の視線を意識してこのようなボーダーが、必ず設置されます。そのボーダーにダウンライトが埋め込まれたのが上記の作図です。

木工ボーダーでも十分なのですが、この売場には予算があったのかボンデ鋼板を使ったのです。

何故にボンデ鋼板だったのかって? 

このボーダー、店側にとっては、やはり長く使用したいものですよね。それにスーパーでは、次の改装時に移設というものが発生することがあるのです。

仮に木工では、移設するとなると壊れ安いという懸念があります。 丈夫なボンデ鋼板だったら、熱によるボーダーの変色や変形もありますしね。 じゃ、どっち?って考えますが、ここはボンデ鋼板で決定!

さて、その造りについてはどうでしょう!
ボンデ鋼板はある程度の強度はあるものの、長さがある場合、ひねりや、上部開口に変形が発生する恐れが、多少なりともあります。

ですから、今回の事例では、ボーダーに一定のピッチでフラットバーを橋渡してとて溶接しました。これにより開口部分の開きを抑えることにしています。 以下のスケッチをご覧下さい。

銘店・サービスコーナー02
ジョイント部スケッチ

次に、この事例では照明器具の電源を柱から取る様にしましたので、天井からの配線送りはありません。 しかし柱がない場合もあります。そのときは天井からの吊りパイプを使用して配線送りをしますが、この配線用のパイプは最低でも直径20〜25mm程のパイプが必要です。

以下は、事例の断面詳細図です。ここでは15.8mmの吊りパイプで配線用は描いていませんが、上記の場合はご注意ください。

銘店・サービスコーナー03
断面詳細図

作図上での注意点

ボーダー部のジョイントについてお話しておきます。
ジョイント部は、まず現状のボーダーがあります。そしてと同じ形状で、サイズを小さくしたものを使い、ボルト+ナット止めにしています。(スケッチ参照)

ここで注意しなければならない点は、吊りパイプの取り付け位置は、このジョイント部付近に必ず取り付けることが肝心です。

いくらボルトとナットで固定しているとはいえ、荷重がかかる場所なので万が一の事も考え、出来るだけ荷重を分散させることが肝心です。

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