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《サイン_002》一般的な内照式コーナーサインの作図事例

サイン 天吊り
銀座三越  2010.04.23
■サイズ■仕様
W1100×H100×D110 スチール曲げ加工焼き付け仕上げ
■備考
 

背景

こちらのサイン事例は、2010年の銀座三越だったと記憶します。やたら長い期間この物件に携わりましたので、毎晩遅くまで作図作業していたことだけは思い出せます。

また、打ち合わせの日時が明確でなかったので「即修正!」ってのがあって毎日嫌感走ってました。まあ、今では良い思い出です。

作図説明

大型店や百貨店などに必要な、天吊りのコーナーサインの作図事例です。単にサインのみを吊るだけでは、インパクトがそれほど感じないとみて、スチールフレームを付け足しいてアクセントを狙ったと考えられます。こんな単純な手法でも立派なデザインです。

このような三方の基本フレームにサインを組み込んだフォルムは、当時の流行りだったようでこの良く見かけましたね。サイン本体はスチールボック。サインの盤面はスチールプレートを抜き文字にして、コーナー名を表現しています。また、サインの差し替えも出来るように盤面自体をマグネットシートで脱着式にしています。

作図上での注意点

従来のボックス型サインでは、盤面のアクリルを落とし込みやビス固定が主流です。しかし、この作図事例では盤面の裏にマグネットシートを接着して取り替え易さがあるボーダーとなっています。内部照明の光漏れが懸念されるので、このマグネットシートは、間口一杯に接着します。

この方法を使うと盤面サイズを最大限大きく取ることができ、フレームレスにも見えるので意匠性にも優れています。

照明器具は、断面図で表現しているように内部に溶接したベースプレートへ固定していますが、高さが中途半端な位置でとまっています。これでは器具固定時にプレートが外れてしまう恐れがあるので上下一杯の長さが正解です。最後に必ず熱抜き開口も忘れず設けるようにしてください。

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