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有孔折板を使用したファサードエリアの作図事例

■サイズ■仕様
W×D×H
図面参照してして下さい
本体:有孔折板
支柱・40角スリットパイプスチールニッケルサテン仕上げ
■備考
2020.05.01投稿 

作図内容

この作図事例は、レディースの古着ショップのディスプレーゾーンの外観図です。パーティションの素材が面白いので投稿してみました。パーティションの素材が面白いので投稿してみました。ご存じでしょうが、この有孔折板は手近なところでは、工事現場など遮蔽用(目隠し)の塀などに用いられている素材です。

といっても、折半とは違い「有孔」ですから、全く遮蔽するものはありません。ですから、デザイン性もすぐれていると思われます。

表面は亜鉛メッキで仕上げられています。無機質な感じがいいですね。当時はこのような荒さをモチーフにしたショップが多かったようにも感じます。古着ショップには、まさにうってつけの内装材だと感じます。

連結方法は、あえて見た目の綺麗さを重視せず、従来工法の正面からボルトとナットで固定しました。(a部詳細図を参照下さい)

平面詳細図

そして、この有孔折板を支える支柱は、亜鉛メッキ加工した、40mm×40mm角スリットパイプを使用いています。このファサードの裏は売場ですのでこの手法を採りました。補強にもなり、陳列エリアにも出来ますので、これは一石二鳥でした。 株式会社ロイヤル ⇒詳細はこちらから

折板のエンドとなる部分の処理方法には、気にかかっていて今回は、 折板の連結ピッチと支柱のピッチを計算して、バランス良く配置するように心がけました。

この結果、右側のエンド部分は折板のちょうど谷になる部分でカットし、支柱から突起しないように処理しました。

内装材としては非常に珍しい素材を使ったのは良いのですが、やたら、でかい物体なもので 施設全体の見通しに関する規制をクリア出来るか否かが問題ですね。

いくら有孔パネル(透過性がある)といっても、設計段階ではいろいろ問題もあったのでしょう。因みに、いつももめることは、このようなときに起こります。デザイナーの意図を何処までくんでもらうかは、クライアントにあります。やはり事前の打ち合わせは大切です。

最後に、サイン部断面図をお目にかけて終了とします。

特に凝った収めはしていません。廻りの折半画家なりボリュームがあるので、ここはあっさりしたサインを取り付けました。くらっぽいバックにこの赤のサインは目立ってました。

最後に、この事例で使用した有孔折板を下記に添付しておきます。 ABC商会 有孔折板AW ⇒https://www.abct.co.jp/products/detail/9291.html

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