■サイズ | ■仕様 |
W1500×D50×H2650 図面参照 | サッシュ:スチール角パイプ黒皮+ブラッククリア仕上げ スクリーン:t=8mmクリアガラス 飛散防止フィルム貼り |
■備考 | |
背景
2010年3月の物件。この頃、同じクライアントから数件のアパレル店舗を引き受けて、いざ、終了という間際に、再度依頼がありました。「売上げは上がるし」なんて仲間内と喜んでいたのを 思い出します。その後、このクライアントとは永い付き合いになりました。
作図説明
作図事例は、店頭の一角に設置したショーウインドですが、ショーウインドと言うかサインじみてもいました。
「5」のサインは、店名であって結構なインパクトを感じます。店内側の上部にはスチール製のカーテンボックス+カーテン取り付けました。そして、そのバックに吊り式のシングルハンガーを取り付けました。
ですから、ショーウインドウとうよりも、やはりサインです。カーテン越しになんとなく見える商品展示を意識してのことでしょう。(チラリズム?)
カーテンボックスは、当初サッシュフレームに溶接固定する予定でしたが、
開閉頻度の耐久性を考え、天井からパイプとボルトで補強するようにしました。
この補強により、サッシュ本体も強度と安定感を増しました。
また、サッシ自体の左右の振れに対しても補強強度を上げるために、下部ハカマを150mmの高さまで上げ、上部に横フレームを1本追加しました。
しかし、これは失敗でしたね。せっかくのシャープ感が損なわれたからです。また、この横フレームの納めが少し厄介でした。
9mm×46mmのベースフレームにガラス押さえを上下から溶接止めにし、9mm×17mmのスチール角パイプを溶接処理し、同サイズの角パイプでガラス押さえとしました。(以下参照ください)
作図状での注意点
今回の事例のように金物製作物は、木工製作物とは違います。木工ならば現場での加工もややこしくなければ、大工さんに無理も言えるのですが、金物の場合はそうはいきません。きっと持ち帰りでしょう。
ですから設計の際は、原調してからのぞむ方が良いでしょう。しっかりした寸法押さえして、クリアランスも考えながら、しかも間違いのないように作図をすることを心がけてください。
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