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店内壁面でよく目にするゲート造作の作図事例

基本中の基本なのでまずは納まりを理解する!

毎日暑い日が続きます。私は体力低下で外出禁止となりました。(家内曰く)

おまけに、仕事はこの暑さのせいで現場の進捗が悪く、納期を遅らせるらしい。といった状況下で蒸らしています、

さて今回は、今まで多く描いてきた図面のひとつ「ゲート造作」についてお話ししましょう。
ゲートって聞くと何やら格好良く聞こえませんか>?

この図面は、某大型商業施設の壁面の一部です。
凝ったボーダーがデザインされているので、数あるコーナーのひとエリアと思われます。

そんな連続しているゲート造作の一ヵ所を選んで図面化しました。
仮に、連続性を止めてやれば立派なゲート造作となると考えます。

迫力はあるとは思いませんが、そこはボーダーの大きさ、縦柱の太さでどうにでもなります。

店舗内空間で締まりの無い空間を、この「ゲート造作」で締める手法はとおの昔からあったと考えます。

私の記憶では、2005年頃からありました。
だから今でも、商業空間には必ずとは言いませんが、なんとか生き残ったデザインだと感じます。

話がちょっとそれたようにも感じます。ごめんなさい!
では、図面読み込みスタート!5分で。

■サイズ■仕様
サイズ W3600×D480×H2400
図面参照
ボーダー:木ラッカー塗装仕上(指定色)
面材:サンメント1082 ラッカー塗装仕上(指定色)
■備考■難易度:初級編

作図解説

さて、読み込んだとして、次はこの連続しているボーダー図面を、ワンスパンとして、また「ゲート造作」として、解説します。

ザクッと見て、それほど難しい図面では無いはず。
図面屋さん中級者以上の方なら、あほらしくて、聞いてられないかもしれません。

一般的に壁面での「ゲート造作」は、顧客の目を引くアイキャッチャー的存在です。
だから、目に入るように若干の派手さが必要です。

以下の作図のように、間接照明を施すのも一案です。
その他、カラー、マテリアルなど様々な手法がありますので、一度考えてみてください。

ちょっと前、この手法をレジカウンターとコーデした空間を見ましたが、あれは目を引いて良かった!って感じました。

見方によっては、この手法はあちこちで見ることが出来ますので、一度手帳を持ってリサー視してみては!多くのヒントもらえます。

ここまで書いてきましたが、若干ずれた話をしてしまったようです。
要は、図面屋としてこれはひとつのテクニックなのです、どこのテンポにも似合います。

こういったテクニックは店舗を設計する上で、きっと貴方を助けてくれます。
こういうテクニックを多く持ってください。

作図ポイント

作図ポイントって言うか、最低限必要な詳細図群です。
まずは、間接照明の納め図です。

図面はしっかり描かれているので、このまま真似って描き進めば、自分のモノになるはずです。
納め方もこの場合も、これで十分です。

以下は、ボーダーのフロント部の断面詳細図となります。
こちらの図面も、良く描けてますので、内容の把握をしてください。

最後になりましたが、以下の図面が「ゲート造作」の全貌を表しているのが分かります。
実際の「ゲート造作」とは若干の違いはありますが、概ねこのような感じで納まるはずです。

まとめ

店舗というものは、大小あってもそこに備わる装置は同じものが入ります。

もちろん、物販と飲食とは違いがりますが、備わる装置が違うだけで、同じようなかたちで納まります。永年の経験で体得しましたね。

ですから、永く続けている図面屋さんはその内容を熟知しています。本当にこの仕事を生業とするなら、そういうひとを見つけて、教えて貰うことが肝心かも…….。

参考サイト
⇒ ショップコンポーネントとは

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