ショップコンポーネントとエリアカテゴリー

このサイトでは、店舗づくりでの重要なコンポーネントとなる装置についてエリアカテゴリーで分類することにしました。

装置とは、簡単に言えばそれぞれの什器に関連した内容を指します。例えば、造作でのつくりであったり、単品の什器であったりします。その分類は種々雑多で。ひと言では表せません。

そこで考えたのが、エリアごとに分類することで、カテゴリー分けをして整理しようと考えました。

まず、店舗造りというものは、「箱」が有りきでスタートします。その箱の底板に墨出しをして、立て付けに入り、造作となります。

しかし、造作工事だけでは店舗としての成り立ちは難しく、やはり店舗の仕上げに必要不可欠なのが、あらゆる什器群だと感じます。

私は過去、40年近くこの仕事に携わり多くのことを学んできました。そして気付いたのが、店舗に必要なのは、そこで構成されている、大きな意味での装置を理解することでした。

当サイトでは、私なりにまとめ方で、店舗の構成要素である「ショップコンポーネント」を理解して、読書のかたにお届けしようと考えています。

内容については、店舗の墨出し、立て付け以後の話とします。出来るだけ多くの店舗に当てはまる内容で店舗を科学してみました。それでは、進めていきましょう。

ショップコンポーネントの4つのエリアカテゴリー

私がこれまで考えてきたことは、店舗は大きく4つのエリアがあって、それぞれにエリアカテゴリーの名前を付けて整理しました。

上記の作図をご覧ください。仮の店舗ですが4つのエリアに分けているのがお分かりになれます。

簡単に言えば、店舗設計を進めるにあたって、大なり小なりこの4つコンポーネント(カテゴリー)さえ理解すれば、店舗の機能は果たせ、設計もしやすくなると感じます。だた、仮ですので、実際に当てはまるとは限りません。

フロントエリア/Front Area

作図上では、ブルーのラインでマーキングしたエリアを指します。店舗の顔とも言えるファサードゾーンです。具体的には「見せる場」「目を引く」といった視覚的に訴えるエリアとなります。

Front Area

例えば、大型店では、ショーウインドーなどで位置づけされることもあります。小規模の店舗などでは、シンプルなディスプレーなどのビジュアルスペースといっても良いでしょう。

要は、お客様へのファーストアプローチであって、このエリアの演出が良くないと店格にも響きます。

センターエリア/Center Area

フロントゾーンからちょっと奥まった緑でマーキングした店舗中央エリアを指します。このエリアでは、見せる要素も必要ですが、主に販売をメインとするエリアです。ですから、フロントエリアとちょっと違った什器でボリューム感を演出します。

Center Area

店舗で言う基本什器といったシステム什器などもあります。大凡の考え方としては、陳列+販売機能を重点においた什器であり、その構成エリアとなります。

ただ、店舗には大小があってセンターエリアなるスペースを設けることのできない店舗もあります。この場合は、フロントエリアで設置された什器が、まれにセンターエリアに含まれることも少なくありません。

その当たりの判断は、難しいと考えます。私思うに15坪以上であれば、フロントエリアとセンターエリアとの分割が成されると思っています。

壁面エリア/Vertical Area

店舗の壁面、柱などのエリアを指します。赤でマーキングしています。高さを活かした様々な什器を配置または、造作什器として工事します。そのエリアに陳列やディスプレー施すします。

高さを活かした、様々な演出効果を駆使して店頭のお客様を置くの位置まで誘導するアイキャッチャー要素も大切です。

Vertical Area

私は今まで飽きのこない壁面什器を多く造ってきましたが、そこには販売に繋げる可能性も大切な要因と考えています。

ただ、設置什器などもありますが、この場合はちょっと考え物でもあります。最近ではそのような店舗は見られませんが、イベントなどの売場ではよく目にします。

ユーティリティエリア/Utility Area

主に店舗内での非物販エリアと考えています。紫でマーキングしています。販売、接客をサポートするえりあです。カウンターやフィッティングなどのユーティリティ性(役立つ)ある造作物や什器で構成されたエリアを想定しています。

Utility Area

この名称も私が付けました。この非物販エリアに配置される什器は、お客様にとっては必要不可欠な存在で、今ではこのエリアというか、考え方で、お客様に心地よさや、思いやり。優しさを感じてもらうことも店舗の良きあり方と思います。

まとめ

このサイトでは、こういった考え方で店舗そのものを必要そしてとらえてます。店舗空間のの費用最低限の要素であって、これとMD(商品の品揃え)がマッチングしたとき、店舗の活性は助長されるでしょう。

尚、ユーティリティについては、非物販と言うことで店舗以外の空間もと捕まえるようにしています。例えば、エスカサイドの共用部、トイレ、それに書y業施設の一般共用エリアも含めます。

過去のも多くの大型商業施設を手掛けた経験からによるものです。若かりしころから多くの経験をさせていただいたことには感謝です。

今後の進め

さて、このショップコンポーネントは理解いただけましたか。今後の進めとして上記の内容で、各エリアカテゴリーごとの作図事例を展開していきます。

既に、作図事例はカテゴリーごとに整理されていますが、より見やすく、理解出来るようにサイト整理に精進して初心者の方でも分かりやすいサイトづくりに邁進していきます。

まとめは、自流で申し訳ありませんがスタッフ一同励んで参ります。また、何か質問等ございましたら、お気軽におたずねください。出来る限りの対応はさせていただきます。

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