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《建具》代表的でシンプルな親子扉の作図事例 ”きほんのき”

親子の建具図で必要な付属金物入ってます!

■サイズ■仕様
W1020×D40×H1960
図面参照
建具枠:化粧板仕上げ(グレー)アイカH-5411
建具:化粧板仕上げ(グレー) アイカH-5411
■備考
初級編/難易度:★☆☆☆☆

作図解説

何処にでも見受けられる親子扉(親子ドア)が今回の作図事例となります。これも”きほんのき”ですから、作図初心者の方は是非、自分のモノにしてください。

今回の作図事例となった物件の記憶はありませんが、たぶん大型スーパーの食品売場にあるコーナーで、水やドライアイスなどのサービスのために設置されたことだけは、かろうじて記憶にあると感じられます。

このサービスコーナーは、仮店舗のような造りですから、LGS+PBの壁面は無く、その全てがパネル組みとねって不安定さは否めません。ですから、この事例の親子扉の廻り、特に開口補強はかなり意識しました。

作図でのポイントは!

背景が分かったところで、作図ポイントを説明していきましょう。タイトルにも『親子の建具図で必要な付属金物入ってます!』って書きましたが、まさにこれです。

作図自体は、決して難しいものではありません。問題はこの建具の付属金物なんです。特に多いミスが、この付属金物を書き込むのを忘れる人が多いようです。ちょっとしたことですが、とても大切なことです。

それでは、以下の平面詳細図をご覧下さい。

正面から見て、右吊り元が親扉、左側が小扉です。簡単ですね! 納め方もこれでOKです。シンプルな図面なので理解も早いと思われます。それでは、この図面に見てくる建具の付属金物を拾い出してください!

もちろん蝶番などは、当たり前ですので、特に拾い出しはいりません。ここでは、鍵と床面に取り付けられた戸当りです。とっても記載されていますが、ここでは見えないようです。おっと、破線で描かれていました。

取っ手は、トップ画像にありますので確認してください。後でもいいですから。そして、ここでの納めポイントは、
次の画像にあります。

これだけの拡大図なら、一目瞭然でしょう。特に難しい納めではありません。
取っ手の品番も明記されています。

ちょっと話は飛びますが、上の作図左下を見てください。開口補強のスチール角パイプが見えますね、そして、このパネルと取り付けるための金物も見えます。(補強金物の真上デビス固定されています)

それでは麦進みます。以下断面詳細図を見てください。

トップ画像から必要なところだけを取り出しました。ここで見える付属金物は?と言うと、取っ手(鍵付き)は良しとして、フランス落としがあります。断面図なので破線になっています。ちょっと見ずらいですが読みとってください。

最後に、もう一度付属金物を確認して終わりとします。

小扉の戸当り、取っ手付き鍵付き鍵、フランス落とし(上下)もちろん蝶番は当たり前でした。(笑)もっと多く付属金物が付いている建具もあります。しかし、今回は親子扉にとって必要不可欠な付属金物を挙げてみました。

それでは、長々とありがとうございます、純恵でした。

後記

店舗設計をしていると必ず、建具図は有ります。そして、それを描いていくわけですが最初は確かに難しい作図です。しかし、何年も同じ作図を繰り返し描いていると、きっと何ともなくなります。これ経験値です。

経験を踏めば、4時間かかっていた建具図も、約2時間もあれば完成します。もちろんふっくり丁寧に描けばいいのですが、図面というのは納期があります、

即戦力になるプロの図面屋を目指すならば、やはり努力です。時間を惜しまず同じ図面を何度も、何度も描くことで実力は確実に付いてきます。そういう人は、しっかり稼いでます。店舗設計は、AIでは出来ません。人だから出来るのです。余田和でした。

お願い致します!
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