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《建具図_022》ロートアイアン使った木製建具の作図事例

DIESEL DEPT.CORNER Osaka Umeda DAIMARU
■サイズ■仕様
W770×D110×H2300
図面参照 
枠・建具:木工ウレタン塗装仕上げ(半ツヤ)
ロートアイアン:3×9mmスチールFB曲げ加工+t=6mmクリアガラス
■備考
17.12.15更新 

作図解説

この作図事例は、ロートアイアン装飾付き建具の姿図と詳細図です。ロートアイアン装飾を取り付ける事で建具に、アンティークな雰囲気を与えることが出来ます。

また、サンメントなどの面材による装飾と組み合わせるとより一層、重厚でクラシックな印象を与えてくれます。

しかし、複雑な模様を金物で曲げて製作するので、コストが掛かる所が、少し難点かもしれません。

このロートアイアンや格子などを取り付けた建具の設計で、最も注意すべき点は開閉時の衝撃対策にあります。

装飾や窓のない通常の建具だとさほど注意するところではありませんが、ガラスの中窓が付いた建具などでは、一番の抑えどころとして、考えなければなりません。


※この画像は大和金属工業(株)のホームページより引用

まず枠への衝撃対策としては、戸当たりに衝撃を吸収するクッション材と取り付ける事です。クッション材を取り付けいると、建具への衝撃を抑えること防音効果にも役立ちます。

次に建具側への衝撃対策としてはロートアイアンとガラスとの間に必ず隙間を設ける事です。 建具を閉めた時の反動で、ガラスとロートアイアンが接触することを極力防ぐためです。

そして、アクローザーを取り付ける事です。 建具を閉める時の速度を調節し、ゆっくりと閉める事で衝撃を最小限にする効果を生みます。
以上の3点に注意しておけばほぼ問題ありません。

最後に、この建具の断面詳細図というか部分詳細図を載せておきますが、あまり役に立たないと感じます。ガラスの収めとサンメントの断面図です。役に立ちそうだったら活用してください。

部分詳細図

尚、ロートアイアンについては以下のサイトをさんしょうにしてください。
⇒ ロートアイアン

今回は、仕事中に気になったことをお話ししました。ザックリで申し訳ありませんが、引き続きよろしくお願いします。

余田和でした。

最後に、建具の描き方について有益な情報があります。興味のある方、是非以下サイトへお立ち寄り下さい。

お願い致します!
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