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《建具図》コンシールドドアクローザーを使った木製建具の作図事例

建具廻りをスッキリさせるドアクローザーは必須かも!

今回は、普段描いている木製開き戸にコンシールドドアクローザーを取り付けた事例です。

ちょっと重厚感が漂う建具デザインですが友人の以来で年末に描いたモノで、実際は住宅での使用と聞いてますが、内容はともかくしっかり描かれているので共有しようと考えました。

と言っても、それほど難しい内容の図面では無いので、みなさんも描ける判断しました。

ただ、これを取り付けることで、ややコストアップにつながるので、今までの建具はほとんど付けること無かった装置です。

しかし、隠し蝶番とコンシールドドアクローザーを使うことで、店格は確実に上がります。

贅沢な話ですが、余計なものは見せないってことも店舗には大切な要素なのです。

それでは、以下の作図を読み取ってください。普段の建具図ですので問題ないかと思います!
スタート!

■サイズ■仕様
W1047(枠含む含む)×D55×H2600
図面参照
建具・枠:米松材キシラデコール仕上げ+撥水材仕上げ
コンシールドドアクローザー(GCS-4V/リョービ)
隠し丁番(HES3D-E160BL/スガツネ)
■備考■難易度:中級編★★★☆☆

作図解説

まずトップ画像の三面図と平面図詳細図、そして断面詳細図は確認していただいたとして、次に進みます。

以下の図面は紙面上の都合で2枚目に当たります。建具図面を描く時は、私の場合必ず2回でまとめます。あまりキツキツの図面は見にくいからそうします。

作図の進め方として、建具面はやはり表面と裏面は描くようにしてください。

まぁ、簡易な建具図の場合は表面のみとするときもありますが、出来るだけ両面描いてあげた方が親切ですし、見栄えが良くなると感じます。

図面屋として信頼も勝ち取れるはずですから、ここは丁寧な図面に心がけましょう!

作図ポイント

ポイントはいつもと同様、平面詳細図と断面詳細図です。

今回も丁寧に描いたつもりですが、落ち度がないか以下の平面詳細図と断面詳細図をチェックしてみてください。

作図は、クリックで大きくなります!

ここでの注意点は、コンシールドドアクローザーが建具内部に装填できるかがポイントです。
今回使用したクローザーには、建具厚みが55mm必要でした。

このサイズについては、各メーカーまちまちなのでチェックしてから作図を進めるようにしてください。でないと、描き変えが発生します。もちろん、隠し蝶番も同様です。

また、戸当りにクッションを入れておくこと、DWのサイズは忘れずに記入するようにしてください。ここまで描き終えれば、一旦休憩して再チェックしてください。

次に、以下の断面詳細図について解説していきます。
これについては、平面詳細図と並行してみていくと理解も早く、間違いも探せます。

作図における注意点は、平面詳細図とほぼ同じですが、事例は右側が玄関になっているので、床上げがあります。

特に、どうってことは無く、建具の下部と床の隙間をチェックする程度です。

ここでは、床からの隙間は7mmで設定しましたが、ホテルなどの絨毯床での場合は、10mmは取っておきたいところです。

天井と接するところにコンシールドドアクローザーが、建具中央部にはドアハンドルが確認されますが、如何でしょう?

最後に、以下の詳細図を見てください。
これは、建具立面の詳細図になりますが、こうしておけばドアデザインがよく分かりますね。

付き板張りと底目地もこう表現しておけば、クライアントや工場発注の歳には役立ちます。
丁寧な図面を描く習慣を身につければ、厄介でも無いことに気がつくもんです。


今回の作図事例は如何でしたか!
やっぱり、文章は難しいと感じますね。こんなのそばにおれば、15分程度の説明で終わるんですが!

本当に図面を勉強したい人は私が教えさせていただきますので、問い合わせしてください。
出来る限り無料で行いと考えます。

今日は以上とします。

長々とお付き合いありがとうございます。
尚、乱文についてはご容赦を!

お願い致します!
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