■サイズ | ■仕様 |
W1800×D35×H2106 図面参照 | 枠:木工ラッカー塗装仕上げ 建具:木工下地t=6mmミラー貼り+化粧板仕上げ |
■備考 | |
191123更新 |
作図説明
この作図事例は、スーパーなどで見られる銘店・サービスコーナーの平面図です。その場合、お客様の視線を意識してこのようなボーダーが、必ず設置されます。そのボーダーにダウンライトが埋め込まれたのが上記の作図です。
木工ボーダーでも十分なのですが、この売場には予算があったのかボンデ鋼板を使ったのです。
何故にボンデ鋼板だったのかって?
このボーダー、店側にとっては、やはり長く使用したいものですよね。それにスーパーでは、次の改装時に移設というものが発生することがあるのです。
仮に木工では、移設するとなると壊れ安いという懸念があります。 丈夫なボンデ鋼板だったら、熱によるボーダーの変色や変形もありますしね。 じゃ、どっち?って考えますが、ここはボンデ鋼板で決定!
さて、その造りについてはどうでしょう!
ボンデ鋼板はある程度の強度はあるものの、長さがある場合、ひねりや、上部開口に変形が発生する恐れが、多少なりともあります。
ですから、今回の事例では、ボーダーに一定のピッチでフラットバーを橋渡してとて溶接しました。これにより開口部分の開きを抑えることにしています。 以下のスケッチをご覧下さい。
次に、この事例では照明器具の電源を柱から取る様にしましたので、天井からの配線送りはありません。 しかし柱がない場合もあります。そのときは天井からの吊りパイプを使用して配線送りをしますが、この配線用のパイプは最低でも直径20〜25mm程のパイプが必要です。
以下は、事例の断面詳細図です。ここでは15.8mmの吊りパイプで配線用は描いていませんが、上記の場合はご注意ください。
作図上での注意点
ボーダー部のジョイントについてお話しておきます。
ジョイント部は、まず現状のボーダーがあります。そしてと同じ形状で、サイズを小さくしたものを使い、ボルト+ナット止めにしています。(スケッチ参照)
ここで注意しなければならない点は、吊りパイプの取り付け位置は、このジョイント部付近に必ず取り付けることが肝心です。
いくらボルトとナットで固定しているとはいえ、荷重がかかる場所なので万が一の事も考え、出来るだけ荷重を分散させることが肝心です。
↓ ↓ ↓