内装工事でのローパーティションの納めは、ほとんどがこのパターン!
いままでに、多く描いてきた内のひとつが、商業施設や遊戯施設内のローパーティションの三面図をその納めです。なんせ、内装工事ですから大したことをすると建築に叱られます。
『ここには、アンカー打つな!』などの言葉が聞こえてきそうです。ですから、大したことは出来ないんです。責任転嫁されますし、酷いときは工事中断ややり直しがやってきます。
大体が、建築手動ですから内装屋は、必ず虐められます。中には物わかりの良い監督さんもいますが、かなり希ですね。
■サイズ | ■仕様 |
W6800×D300×H1200 図面参照 | 笠木・見切り:木ラッカー塗装仕上げ(腰ポリ合板同色) 腰:ポリ合板仕上げ(アイカ LP-5455R) ベース:t=6mm スチールプレート焼き付け塗装仕上げ(黒 ツヤ無し) 床面にボルト固定後カーペット貼りの事 |
■備考 | |
難易度:初級編/★★★☆☆ |
作図解説
単体物を組み合わせて出来るパーティションですが、あくまで簡易タイプと解釈してください。というのも施工方法を見ればすぐに理解できます。
断面については後で話しますが、上の断面作図を見ていると、そのチャッチー納めで分かります。まぁ、図面の精度でそう見えるのかしれませんが、簡易としか言いようがありません。
この施設は、ボーリング場の一角の取り付けたもので、施設上レイアウトの変化も有り、逆にしっかり施工をすると撤収しにくいことも考えてのことだと感じます。
基本的な施工方法は、まず、墨出しした箇所へ右下に描いたパーティション補強金物(スケッチ参照)を固定します。
その後、パーティション自体を持ち上げ、上からの落し込みをします。最後に補強金物とパーティション自体を固定し、終了とします。
簡単ですね!
作図ポイント
作図ポイントとしては、ベースになる金物のサイズを覚えること。この高さのパーティションだったら、ベースはこのサイズとか、インローパイプの長さはどの程度必要かなどです。
全てが計算では無く、経験値からの数字です。ですから仮にあなたが、このよう図面を描く場合破線ぽいに相談することが、大切です。
経験が浅い場合、自分勝手に決めないで、先輩の指示に従うことが最も安心して図面が描けます。私は独学で図面を覚えたので、過去に多くの失敗をしました。
作図的には、この程度で良いんですが、これが5スパン以上になれば、再度考え無ければなりません。先ほど描いた施工法で、活用出来るのは、補強パイプの固定位置が増える程度です。
パーティション自体は、大きいものはきっと作れない(運搬や搬入のため)2分割、3分割しなければならないでしょう。ジョイントの方法は、ここでは資料が無いため描くことは出来ません。
資料があれば、追って書き込み入れます。
以下の作図を見るとなんと情けない図面を描いているんでしょう!って言いたい。というのもコンクリートに打ち込みアンカーを描くなら、もう少しサイズを上げなきゃ固定できませんね。それに、インローパイプの長さは、私だったらH=900mmまで上げます。750mmだと最初は良いのですが、後々は期待薄です。
後は、パーティションがずれないようにするために、補強金物のあいだにコの字アングルでレールのようなものを付けて、補強をより強固なものにしますね!
大まかに説明しましたが、理解できましたか?もっと内容の濃い、ローパーティション探さなきゃならないですね。ちょっと時間ください。では終わりとします。
ありがとうございます。
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