デッドスペースにちょっと手を加えてみた!
愛想も無い小さなウインドが今回の事例となりますが、かたちは違えど目にする機会は少なくないでしょう。
商業施設の通路や、店舗の間仕切り壁にはうってつけの装置です。
決して侮ることの出来ない装置であって、俗に言うデッドスペースでの活用としてかなり期待されますので、是非覚えておいてください。
フォルムをアレンジすれば必ず汎用性を感じざるを得ません。
では、いつものように図面を読み取ることから始めてください。約15分ってとこかな>?
作図解説
■サイズ | ■仕様 |
W2500×D512×H550 図面参照 | フレーム:t=6×25 スチールFB焼き付け仕上げ ショーケース:t=8クリアガラスFIX 盤面:t=3スチールプレート+t=3乳半アクリ抜き文字 |
■備考 | |
難易度:中級編/★★★★☆ |
図面を見るとちょっとこぢんまりした感じですが、実はW=2500あるので、ちょっと驚きです!
ですから、目を引く魅力的なディスプレーを施せば必ず、通行客はウインドに目をやるでしょう。
とても効果的な装置と考えます。
先述したように、商業施設のデッドスペースなどではこのような装置は必要不可欠であると考えます。もちろん、屋外の店舗にもその効果は必ず発揮すると確信します。
以下作図は、そんな装置(ショーウインドウ)の平面詳細図とそれぞれの断面図を描きましたので、参考にしてください。
作図ポイント
作図ポイントって言うほど大したことは無く、木下地のボックスに照明器具を取付た簡易な造りです。
ですから、作図にはそれほど時間はかかりません。考える方に時間を費やしました。
向かって、左側にはスペースにあった商品を展示します。そのために必要な照明器具も取り付けます。
奥行きが300mm強有るので、革小物(バッグ、それに類する関連商品)などの展示には打って付けと感じます。
右側には、ショップサインを配置して通行客にブランドを意識してもらう作戦です。効果的ですね!
ただ、サインの光源がややセットバックしているのが気になります。出来ればサイン盤面から150mmが理想的だと感じます。
以下は、2カ所の断面図です。
平面詳細図より、ちょっと厄介さを感じる方がおられると感じますが、じっくり見れば十分理解でいる図面だと感じます。
時間がかかっても良いですから、ゆっくり進めて下さい。
すでにお分かりだと感じますが、左がショーウインドウ、右がサインです。
右側の断面図が全て描かれてないのが残念ですが、恐らく左の図面と同様の納めになっていると感じますがちょっと手抜きだと思います。(反省)
まとめ
如何でしたか>? それほど時間はかからなかったと感じます。
ただ今回の作図で必ず覚えておいて欲しい『押さえどころ』があります。
以下の2カ所の納めです。これは図面のキモとなるカ所ですので、必ず覚えておいて欲しいです。
ショウウインドウのガラスの納めと、メンテナンス用の開閉扉です。
照明器具については、今はLEDが主流なのでこの納めで良いかどうかはわかりませんが、取付位置はこれで正解と判断します。
後は、後方上部にある熱抜き開口と扉開口に必要なヒンジです。
この納めさえ覚えれば、今回の事例に類する装置や什器には対応できると考えます。しっかり覚えて欲しい!
最後に、今回使用した「ダンパーヒンジ」も参考として載せておきます。
種類は多くありますので、ご自分でいろいろ探してください。
今回は、お立ち寄りありがとうございます。
尚、乱文についてはお許しください。
↓ ↓ ↓