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《建具図_025》ミラー貼り木製建具とドアクローザーの作図事例

■サイズ■仕様
W670×D64×H2733
図面参照
STOCK建具:木製フラッシュ下地
t=6mm高透過ミラー貼り
■備考
 

背景

京都の某百貨店での仕事で、スーパーブランドのひとつです。基本マニュアルを元に店舗環境図から造作部詳細図までを手掛けました。細部までこだわり抜いたディティールで図面枚数も数十枚になってしまいました。国内では、当時既に出店しているブランドなので、参考図面を検証しながら描き上げていきました。

作図解説

売り場からストックルームへの出入り口に設置したフレームレスにした建具枠と建具の作図事例です。上部の廻り縁の下までを建具としているので建具高は2730mmと一般的な建具高さを超えたものになっています。

その為、建具厚もミラー下地までで55mmまで太くして、反りなどに対応するようにしています。吊り元のすぐ横に袖壁があるのですが、蝶番の取り付け位置との関係で薄い壁にしなければならなくなり、しかたなく木軸壁にしました。

上記作図は、平面詳細図です。マニュアルの作図レベルが良くなかったので、再度描き直しました。それでも、細部を見ていくとディティールの細かさが手に取るように分かります。「ここまで描かせるか!」って気もしました。

建具枠の細かい部分にも目を通してください。仕上げが切り替わる個所に5mmの底目地を設け、同様に向かって左側にもミラーエッジの後ろにも5mm底目地があります。

上記は、縦断面です。見た目はややこしい感じがして作図初心者の方には、慣れないために見る気もしないと思います。しかし、平面詳細図での説明出来れば、読み込むのにそれほど時間はかかりません。

何にでも慣れってあるでしょ!何度も、何度も見ればきっと即座に読み込むことがでk出来ると思いますので、辛抱強くやることのみです。

ドアクローザーについて

店内からは外開きの建具ですので、ドアクローザーはストック側の建具上部に付きますよね。そこまでは良かったのですが、建具の軌道を確認したらドアクローザーのアームが袖壁(向かって右)に干渉してしまうんです。どうしようもないので、現場対応にして頂きました。後で聞くと、壁にアームが、旨く納まる掘り込みをつくったそうです。

ドアチェックとなってますが、ドアクローザーです

設計当時には、建具に内蔵できるクローザーがなかったので掘り込みになりましたが、今ではコンシールドというドアクロザーがあるので、今回の問題も簡単に解決できると感じます。

リョービ

最後に、建具の描き方について有益な情報があります。興味のある方は、是非以下サイトへお立ち寄り下さい。

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