アレンジの施しで安定した役割を担う!

もう、40年も図面を描いてきたら、これならいけるって言う什器が分かります。反対に、「こりゃ駄目だ!」って言うのもよく理解してます。

今回の2段タイプのテーブル什器は、申し分の無い什器です。

どちらのショップにも、必ずレイアウトに含まれる重要な什器です。アパレル、雑貨ショップには重宝されると言っても過言ではありません。

作図内容は、やや複雑ですがフォルムを理解して、ワイド、高さ、奥行き情報を頭にたたき込めばいつだって描けますし、あなたにと1つの財産にもなります。

■サイズ■仕様
W1500×D900×H850
図面参照
フレーム:St-20×30 真鍮古美色塗装仕上げ
TOP:ウレタン塗装仕上げ(D22-80B艶有り)腰:ウレタン塗装仕上げ(D22-80B艶有り)
照明取付(NXG500×4灯,NXG600×2灯)※NXG600はW530にカット加工
■備考
難易度:初級編/★★☆

作図解説

それでは作図を解説しますが、いつもの進め方ですがトップ画像をしっかり読み取ってください。これが大切です。私の生徒には徹底してこのやり方で進めます。

何やら、赤のは線が入ってますが、これついては、この什器の特徴でもあるデザインです。スチールフレーム20mm×30mm のラインです。見え方感を悪くしているのがこのラインです。

それさえ分かれば、なんてことは無いでしょう。

次に、以下の断面図を見てください。これでスチールフレームの位置関係が、より理解できると考えます。ハッチングしている箇所は、木部です。

トップ棚板には、照明も取り付けられています。尚、3Pコンセントが什器下部にありますが、これで百貨店の什器だと分かります。

作図ポイント

ポイントというほど大したことは無いのですが、腰板の固定方法の詳細図です。その他の納めについてはこの作図では分かりますが、当初ポイントとなるこの部分がほったらかしだったので、付け加えたまでです。

スチールフレームに、Lアングルを溶接処理をして裏側からビス固定としています。これで図面の精度は上がります。アジャスターはイケてませんがね!(汗)

まぁ、ザッとこんなもんでしょう。誰だってこの程度の図面だったらきっと描けますよね。しっかり、勉強することを期待してます。

まとめとして

什器には多くの種類がありますが、単品什器に関してはある程度決まってます。

例えば、フロントエリア、中央エリアなどに配置する什器は、変えようがありません。もちろん店舗面積にも寄りますが、概ね決まり事はあります。

ですから、店舗の業態を理解して、いつも設計に入ります。中にはとんでもない什器をデザイナーさんが送ってきますが、ほとんど役に立たないモノばかりです。

ですから、自分でここには、これ!って感じで理解するようにしてください。以下は参考サイトです。

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