何にでもそうですが基本型を覚えることが肝心!
今回の作図事例は、『引き戸』です。
それも、基本型の基本と思われる内容でので、勉強してください。
特にこれと言った素晴らしい無いではありませんが、こんな図面も描けない人が多くおられます。
図面屋として恥ずかしいって感じてください。
”きほんのき” ですから、しっかり覚えておいてください。さもなくば、仕事減るかも>?
では、図面読みから進めてください!
■サイズ | ■仕様 |
W3510(枠込み)×D135×H1920 図面参照 | 木枠:木工下地AEP塗装仕上げ(白) 引き違い戸:シナ合板 AEP塗装仕上げ(白) 引手:掘込み加工 サムターン錠取付け |
■備考 | ■難易:初級編/★★★★☆ |
作図解説
三面図は、s=1/10で描いています。建具図には、絶対に必要な平断面詳細図、縦断面詳細図は、図面に示されているとおり、S=1/2描いています。
昔の図面用紙は、何故かA2が多かった感じます。今現在は,ほとんどA3で描いています。
これについては,建築寄りの内装業者?はA2だったように感じます。
また、A2だったら紙面が広いので、関連の詳細図を多く入れられるという意味もあるようです。
さて、しっかり見ていくと意外と「しょぼい」図面となっています。2時間もあれば描けますね!
皆さんも,一度挑戦してみてください。
まぁ、三面図は良しとして,問題は「詳細図」ですね。
しかし、よくよく見るとそれほど難しくはありませんので、安心してください。
作図ポイント
以下の図面は、前述した平断面詳細図です。
ここまで描ければ、一人前です。ここまで描けるのには、10年はかかるでしょう。
昔うちに在籍したスタッフが描いた図面ですが、今ではかなり稼いでいると聞きますが…….。
これも私の厳しさの賜でしょう。
余談で横道に逸れました。ご容赦を。
まずこの建具に接している壁面の詳細図をしっかり描く。そして、建具2枚を描いていくわけです。
注意点としては以下を意識してください。
1. 建具の厚みを決定する
ここでは、40mmとしましたが木製建具の場合、35mm程度で充分です。
ただ、付属金物の絡みがあるので、40mmと決めたのでしょう。
2. 2枚の建具のクリアランス
この図面には表記はありませんが、2枚の建具の隙間は、5mm取ること。
重なりは、30mm〜40mmとしましょう。
3. 戸当たりにクッション材を付ける
この平断面詳細図をよく観ると、建具枠を2mm程度凹ましているのが見えます。
ここにクッション材を貼ることです。以上です。
以下、縦断面詳細図ですが、注意点などがもっとよく理解出来ると感じます。
この図面で、難しくは無いけれど、邪魔くさい場所があります。
それは、上部の納めと下部のそれです。
これについては、慣れることと感じますが、基本となるのでこの納めはしっかり覚えておくこと!
まとめ
如何でしたか?
最近は、投稿をサボっていたので、思うように文章が進みません。伝えなければならないことは言いました。
建具図は、描けば描くほどきっと上手く、綺麗な図面が描けるようになりますので、ここは辛抱でしょう。
一年も描いてれば上手くなりますよ。
しかし、建具図には様々な付属金物があります。
これについては、ネット検索などで勉強してください。きっと良い勉強になりますよ!
ちなみに、この物件は「保育園」でした。
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