![一般的な両開き建具の作図事例01](https://zumenya.info/wp-content/uploads/2019/11/WD-17.jpg)
■サイズ | ■仕様 |
W1600×D112×H2250 図面参照 | 枠・建具:木工下地AEP塗装仕上げ |
■備考 | |
作図説明
この両開き建具は、ごくごく一般的であり基本的なフォルムなので、作図初心者の方は是非覚えておいて下さい。
後は、状況に応じて建具上の欄間必要の有無や、建具のデザインを変更するとかで、この基本形を覚えれば、かなりのバリエーションを付けることが出来ます。
作図技術としても、中レベルであって半日もあれば十分に描くことが出来るでしょう。一度挑戦してみてはいかがでしょう。
こういった両開きの建具の場合には、建具のどちらか一方が、戸当たりとなりますので、合決り(あいじゃくり)加工しています。
![一般的な両開き建具の作図事例02](https://zumenya.info/wp-content/uploads/2019/11/相ジャクリ部詳細図.jpg)
ただ、合決り(あいじゃくり)だけでは不安定なので、普通の親子建具と同様に片側の建具に、フランス落としなどを取り付けてください。
また、まれに今回のようにそれぞれの建具に鍵を付け、安定・安心感につなげます。尚、いつものように部分詳細図も添付しておきますので、参考になさって下さい。
![一般的な両開き建具の作図事例03](https://zumenya.info/wp-content/uploads/2019/11/a部詳細図-9.jpg)
ここでヒントをひとつ!
当サイト内の建具項目の作図を見つけて、建具枠を自分なりのフォーマットしてサンプルを集めて置けば、いざというときに役に経ちますよ!私の場合は、フォーマットとなり得るものは、必ずつくるようにしています。
![一般的な両開き建具の作図事例04](https://zumenya.info/wp-content/uploads/2019/11/bc部詳細図-3-569x1024.jpg)
最後にひと言
今回の建具事例でもそうですが、我々は、デザイナーではなく実施図を描くことが、仕事です。しかも迅速にです。
ですから、私は過去の経験した作図から自分なりの「虎の巻」を編集、保存しています。そうすれば、従来かなり時間がかかった作業も、かなり短縮できます。
例えば、建具リスト、ショーケースリスト、壁面システム什器リストなどなどです。おかげで、ちょっとした建具なら4時間もあれば熟せます。
みなさんにも勧めますので、是非ご自分の「虎の巻」を作ってみてください。
以上 余田和でした。
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