■サイズ | ■仕様 |
W948×D62×H2880 図面参照 | 枠:堅気ラッカー塗装仕上げ 建具:木工下地 t=6mmクリアミラー貼り |
■備考 | |
17.12.15更新 |
設計解説
今回は、ピボットヒンジを使用したミラー貼り建具の作図事例を紹介しましょう。今までにも多くの建具図を紹介してきましたが、この作図は納めについてもかなり勉強になるものだと確信しています。
平面詳細図、縦断面詳細図を見ても、「こういう納めがあったんだ!」と感じますし、私は塾長さんを改めてリスペクトしました。
それでは、その納めとは! 平面詳細図をご覧頂きましょう。
建具が、本体にミラーパネルを取り付けたカタチになっています。一体にしても良いのですが、フロントからの見栄えや収めを考えてのことです。赤でマーキングしたところをよく見てください。
建具とミラーパネルにかき込んだような段差が出ています。これについては、ピボットヒンジを使ったことが原因でこういう納めになったのです。
お分かりのように、建具の移動軌跡が普通の蝶番とのそれと差違があるのです。先ほど伝えた見栄えに繋がります。要は、建具枠を見せたくないと言うことが、挙げられます。
あくまでも意匠を優先した考え方で納められていますので、ピボットヒンジを使わざるを得ないと言うことです。マーキングしたあたりはかなり込み入ってますがしっかり勉強して下さいね。
私も最近の仕事で、このピボットヒンジを使った作図をするようになりましたが、コストと施工の手間が半端ではないと聞きます。しかし、収まりには納得するものがあります。
次に、断面詳細図もご覧ください。
ここでも、作図と納めについては完璧でた確信します。特にマーキングしたところの読み込みは大変でしょう。しかしあなたにとって、きっと役に立つ作図だと思います。しっかり覚えて自分のモノとしてください。
また、ピボットヒンジを使った作図事例でよく見かけるドアチャッカーなどの取り付け位置も明確に表現されています。
後記
建具図といえば、そのほとんどが平蝶番の使います。ただ、デザインや機能面を考えるときには、今回のようなピボットヒンジを使うことも一案ありと考えます。
引っかかるのは、その作図時間が、通常とはかなりの違いがあります。これからの私には作図実力を上げるチャンスにも繋がります。ですから、今回の作図事例は本当に勉強にまりました。
恵純でした。
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