■サイズ | ■仕様 |
図面参照 | 本体:19×19スチールフレーム組 サイン部:t=5mmタペアクリル+CS貼り |
■備考 | |
2020.11.16更新 |
作図説明
店頭の吊りボーダーサイン図ですが、この作図事例は以前に携わったショッピングセンターでの図面です。GMSなどのショッピングセンターでは、エリアコーナーの視認性を効果を上げるために、明確で分かりやすい位置に設置します。
両サイドの柱にあるコルトンサインもアイキャッチャー効果を高め、非常に期待できます。ただ、コルトンサインについては、もう少し大きな面、例えば柱巻き全てを使って訴求力を上げるほうが得策と考えます。
利点といては、広いショッピングセンターでの位置確認での視覚効果なのですが、天井高を確保できる環境がなければ意味がありません。
天井高のそれほど無い空間では、視認性以前に空間を圧迫して、逆に狭さを感じさせる原因にもなるからです。ただ言えるのは、サイン自体がそれほど圧迫のある素材を使用していないのが救いかもしれません。
施設内の環境デザインと協調しつつ、このエリアの個性を演出できる素材選びとサインサイズがイメージアップに繋がると考えます。
作図上での注意点
一般的に天井からボーダー上端までを500mmから700mm以上離せば法規的にもクリアします。
天井とボーダーまでの間をパイプで吊るのですが、やはり出来るだけ本数を少なくして、ボーダーを際立たせたる必要があります。しかし、角パイプのフレームとアクリル板だけのボーダーなので、地震等の「揺れ」に対する強度が懸念されます。
あくまでも見え方感を重視しながら、適正なパイプピッチで強度保ち、バランスの良い本数を決め込む事が大事ですね。
デザインにはシンプルさとバランス感覚も必要ですが、施工図には「落ちない」「揺れに強い」といったハード面も考えておくのも重要なことです。
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