折り上げ天井と照明で空間を彩る

先日から『大型商業施設の天井計画』というタイトルで始めた記事ですが、内容が今ひとつ理解されにくいのでは無いかと、スタッフミーティングしました。

結果、記事内容を再度、精査して改めて投稿することになりました。ですから、読者の仮名には大変ご迷惑をおかけしますが、コンテンツをより濃いものとしてお届けします。

現状の『大型商業施設の天井計画』も間違いではありませんが、追って書き加えて充実した内容にしたいと考えます。

天井全体図の解説

上の作図は、私が2010年頃に携わった海外のショッピングセンターの地下フロアです。そこにスタッフと共にこの天井計画を作成しました。

こういう大型店でのプランニングでは、ひとりでは出来ません。ですから、チームを組むのが必須です。

参考事例が多いことから、読者の方には必要かと思い投稿するに至ったわけですから、みなさんもしっかり、理解して仕事の範囲を広げて下さい。

これまでのサイトでは、店舗内での部分詳細図をお伝えしてきましたので、ちょっと趣を変えようと考えたのも投稿理由となっています。そして、単独店舗からもっと大きな視野を広げて欲しい!とか、商業施設をもっと理解して欲しいなどと言ったことから、これからは大型商業施の作図事例も投稿しようと思っています。

今回も施設面積が大きいので、紙面に入る画像に限りがあります。ですが、出来るだけ理解していただこうと考え、細切れにはなりますが,理解できうる画像での紹介とします。

各種天井断面図

第1回目は、大型商業施設に無くてはならない、折り上げ天井と照明器具について説明します。

次からは、大天井図にマーキングしたカ所を付けます。そして、それぞれの折り上げ天井を具体的な作図事例で、を説明していきます。

まず、上の天井計画図をご覧下さい。

この図面は,この施設全体の天井計画を表現したものですが、基本照明と重点照明を除いた部分。すなわち、今回のテーマである、折り上げ天井での間接照明部だけが表現されています。

初めて見る人にとっては、一見ややこし思えるかもしれませんが、ゆっくり理解するようにしてください。淡い黄色に着色したカ所が折り上げ天井部です。

そこに照明器具を設置するわけです。

これは間接照明を施したエリアです。通路の面したカ所、壁面の接点カ所、そして、円形のデザインされた間接照明などなどです。

ここで、どのような折り上げ天井になっているかを知っていただくために断面図を用意しましたので、ご覧下さい。尚、以下の断面図にピンクで、Ⓐ〜Ⓖ までのアルファベットを付けておきました。

このアルファベットを大天井図にマーキングしておきます。そして、そのマーキングされたカ所の折り上げ天井を説明していきます。(次回から)

最初は、天井図と上の断面図を読みとるのには、相当な時間はかかるでしょう。しかし、読み取りする事はとても大切なので、はしょらないようにしてください。必ず読みとることに専念して下さい。

そうすればみなさんにも、いや、誰だって理解・納得できるようになります。

いよいよ、次回はマーキングされている断面を再投稿していきますので、初心者の方はしっかり,今回の天井図を理解しておいてください。

まとめ

このような大型商業施設の場合は、天井がフラットだと、どうしても間延びして面白くないのです。そこで多くのデザイナーさんは、このような様々な意匠を施して商業空間に彩りを添えるんです。

この天井計画というものは、客導線、回遊性なども考慮に入れて計画しなければなりません。しかし、あまりオーバーデコラティブになると煩くなるので、そこはある程度での施しで処理されているのが良いですね。

今回の天井図事例は、私的にはちょっと煩いかな? 

大袈裟なデザインを施すことで、建築、内装コストも尋常ではありません。ですから基本プランは、時間をかけて最良の計画を練り出すのが肝心です。

そして、コストに見合った設計をすることもデザイナーの重要な役割です。ここ一番いいものを!なんて進めると、もうとんでもないことになりますので、ご注意を!

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