■サイズ | ■仕様 |
W2400×D60×H2188 図面参照 | サッシ:60×25SUS角パイプ鏡面仕上げ FIXガラス: t=8mmクリアガラス 飛散防止フィルム貼り ガラス押さえ:12×12SUS角パイプ 鏡面 |
■備考 | |
2020.09.24新規 |
作図説明
商業施設などのエントランスなどでよく見かける、ごく一般的なガラスフィックスの建具図です。
この四方をフレームで組んだ建具は「框戸」と呼ばれ、スチールフレーム及び、ガラス部分が木製の場合もあり、住宅などでもよくこのカタチの建具が使われていることが多いです。
この仕様での建具図面としては、そうですね、”きほんのき” でしょうね。この機会に是非覚えておいて欲しい作図のひとつです。
それでは、はじめます。まず、下部のa部詳細図をご覧下さい。
建具本体のフレームにはステンレス(以下SUS)を曲げ加工して組んでいます。
12mm×12mmのSUSパイプでラインを施した意匠は、いたってシンプルで好感が持てます。
ただ、SUS製の框戸ですから、重量を考えてフロアヒンジを用いました。このフロアヒンジは、床面に埋設するタイプのヒンジで、エントランスの入り口などの開閉頻度が高く、しかも重量のある建具に適しています。
しかし、商業施設では、床の埋設が不可な施設もありますので、作図前の事前確認が必要となるので注意して下さい。
場所によっては深さがなかったり、床を削ったりすることを許可していない施設もありますので、要注意です。
天井面へのサッシ固定については、ボルト吊りでの処理が耐久性も高く、頑丈に出来ます。以下、A,B断面図を参照下さい。
しかし、今回の事例ではサッシュ三方での固定が可能なため、基本フレームにバカ穴を開け、ビス止めとしました。実際、この納めが一番簡単なのですが、実際は中々、全てが旨くいかないモノです。
框戸とは
私からのお薦め!
このようなサッシュ関連の図面を描くときは、まずサッシュ業者さんや、ガラス業者さんなどと事前に打ち合わせをすることをお薦めします。
「餅屋は餅屋」っていうように専門業者さんとの打ち合わせ後に作図するほうが、より密度の高い図面が出来るのも利点なのです。そうしないと、必ず図面の描き換えが発生する事があるからです。上記を守ることを絶対におすすめします。
もし、運がよければ、業者さんに描いて頂けることが、たまにあります。頂いた図面を変換して提出図面に貼れば完成です。
お願い致します!↓ ↓ ↓