VITON 参考図_2006.09
■サイズ■仕様
DW894×D40×DH2124.5
図面参照
幕板:t1.6㎜スチールボンデ鋼板焼付仕上げ
建具:t1.6㎜スチールボンデ鋼板焼付仕上げ
■備考
2020.09.17更新

背景

地域によって法規的な規制が厳しいところと、そうでないところがあります。特に、地下階の店舗や大型商業施設では、仕上げ材はもちろんのこと、構造までもこれらの規制に準じる必要があります。

歴史的文化財が多くある地域の百貨店に、海外のスーパーブランドが出店することになり、その造作関連の作図に携わった時の物件です。防火対策として様々な箇所にスチール製を使用しました。

作図説明

スチールドア(以下鉄扉)、サッシ、ショーケースなどで既製の鋼材が使えない図面を描くことが良くあります。(例えば、50×50スチール角パイプや、φ35mm等など)

この場合、必ず金物の曲げ加工を使って作図しなければなりませんよね。慣れていない時には、どう描いていいか分からず慌てて聞いたり、調べたりして作図にかなりの時間を掛けてしまったのを覚えています。

このようにあわてる事なく作図をするなら、参考となる基本的な図面があるととても便利で役に立つんですよ。

そこで、今回は代表的な鉄扉の描き方、その納め方などを紹介します。尚、壁面も金物仕様なっていますので、是非覚えておいてください。必見です!

壁面も金物製にする場合の殆どは、法規的条件が原因になる事が多いです。この事例も同様に防煙・耐火等の諸条件により、スチールボンデ鋼板の曲げ加工で作図しています。

鉄扉の取付けは、木製建具と違って枠・壁補強も頑丈にしなければならないので、固定は全て溶接止めになることをまず覚えておいて下さい。

※詳細図で壁下地に異形鉄筋を溶接しているところまで描いているので参照下さい

上の平面詳細図で吊り元を良く見てもらうと、建具枠が2枚のプレートを曲げ加工したをコの字アングル構成になっているのが読み取れます。

このコの字チャンネルを補強材にして開閉時の衝撃による曲がりや反りなどを少なくしています。 この補強材は鉄扉の大きさによって不要の場合もありますが、基本的に描いておく方が良いでしょうね。

そして、枠自体の固定方法も異形鉄筋を溶接しています。(基本的な手法/納め)

次に断面図で壁面(幕板)と鉄扉の納めを見ると、こちらも同じような構造で造られているのが分かりますよね。

このように、規制のスチール角材やパイプなどを使えないときは、前述のスチールの曲げ加工を活用して、その組み合わせで納めることは可能です。

サッシやショーケースフレームもこの納めを応用すれば殆ど、どのようなものでも問題なく作図できることが出来きます。

是非、是非参考にして下さい。

作図上での注意点

これは、特に注意して欲しいことですが、鉄扉を取り付ける際、現場での調整が全くといって出来ません。木建具のように簡単に切ったり削ったり現場加工が出来ないのです。

ですから、鉄扉の造り(にげ含めて)、納め方など、設計段階で開口のクリアランスなどには細心の注意を払うようにして下さい。

最後に、今回使用した鉄扉の付属金物をあげておきますので、参考にしてください。

お願い致します!
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