CDstand-fixture01
■サイズ■仕様
W600×D600×H2100
図面参照
本体:t=1.5mmスチール粉体塗装仕上げ
■備考
 ★★★☆☆

背景

婦人服メーカーのアンテナショップ設計の折に、新作店舗の実施図の依頼。新ショップは、壁面用と中央什器数台だけの構成でしたが、ちょっと変わった什器もひとつありました。なぜこの什器をアパレルショップに設置したのか今でも不思議なほどです。

作図説明

CDstand-fixture02

一般的にCDショップや楽器店にあれば、なんの違和感もないCD視聴用の什器です。おそらくショップのアイキャッチャー用としての什器だと考えます。人気のCDを展示してお客様への訴求を狙ったのでしょう。

什器は、見てのようにCDラック、そして視聴用のヘッドホンと、その操作パネルを取り付けたシンプルな什器です。本体はずべてスチール曲げ加工組で、通常の塗装とは違う粉体塗装で仕上げています。

四方四面には、CD受けが付いたスチールプレートを化粧ビスで固定する仕組みになってます。下部のベース部分には、音源機器を設置するスペースを設けて、メンテナンス用の蓋に、ピアノ蝶番とマグネットラッチで開閉可能にしました。

粉体塗装とは

従来の液体塗料と違い、粉末状の塗料で人体への影響が極めて低く、塗り重ねる回数も少なくて済む経済的で、環境に優しい塗料の仕上げ方です。
詳しくはこちら→ 粉体塗装(パウダーコーティング)とは

注意点

意匠としては、斬新で目を引きそうですが、気がかりはその形状に有り。見るからに不安定な什器とおもいます。仮にこういった什器が店舗内にあれば、気が気じゃないですよね!

対応策として、下部のベース座内部にウェイトを取り付けるようにしました。店内のお客様の接触にでも、ある程度の衝撃にも耐えれるぐらいの安定感は必要不可欠ですから。

お願い致します!
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