豪華でレイアウトに困らないワンストップ什器

今回お紹介する什器は、ブライダルショップのアクセサリーコーナで配置した円形什器です。
φ900mmと小ぶりですから、店内レイアウトを決める時にはとても重宝します。

大型什器の間に、ぽつんと置いてやればアクセントにもなるし、顧客を引きつかる商品さえ展示すれば効果が期待できます。

これが、φ900mmや、φ750mm辺りが良いんであって、これ以上のサイズでは逆に店内がせせこましくなるので注意してください。

作図的には、ちょっとマイナス面があります。描いたスタッフには悪いですが、まだ加工品です。
全く仕上がったとは言い切れません。


■サイズ■仕様
W900φ×H2188
図面参照
本体:木工ラッカー塗装(オフホワイト) 化粧板同色
見附:茶塗装仕上げ
天板類:ライザーボード+木工ハイミロン貼り
上置き用備品:t8m/mクリアアクリル(ガラス色)
■備考■難易度:初級編/★★★★☆

作図解説&ポイント

最近はこういった豪華な什器を造る現場は、主に結婚式場に付随しているブライダル関係の店舗が多いと感じます。まぁ、業態が業態ですから!

設計及び、造りは「円形」ということ以外は、普段描いているテーブル什器と何ら変わりは無いでしょう。

デザイン的にも色の変化でポイントをつけてますが、かなり古さを感じます。

感心したのは、天板の上に透明アクリルスタンドを設置し、そして最上段にトレンドのアクセサリーを展示する手法です!ありふれてますが、セオリー通りです。

アクセサリー什器ですから、天板関連はハイミロン貼りが順当であって、これ以上の内容は他の同類の什器と同じです。

ここでの、作図ポイントは以下の断面詳細図です。これをしっかり覚えれば良いでしょう。
断面詳細図としてはよく描けています。

当サイトにも、アクセサリー関連の什器も多く投稿してますので、読みあさってください。(笑)

それでは、前述したこの作図が「加工品」といったことをお話しします。

一見、しっかり描けているように見えても、抜けがあるものです。

まず、立面図を見ると什器腰部に扉が付いていますが、一体どの場所にこの扉が付いているか不明です。(円形だから)

平面に扉表示をしておくべきです。また、断面詳細図には2カ所の扉がありますが、これも不明な点です。想像は出来ますが、クライアントには失礼な話です。

おそらく、立面図に見える扉の反対面のも同じ扉を付けたかったって感じでは無いでしょうか!
こう言うのって、ほんと多いです。

ご理解できましたか>?

一度時間を作って平面詳細図を描いてみることにします。
今回は以上とします。

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