■サイズ■仕様
W900×D395×H3800
図面参照 
本体:ボンデ鋼板シート貼り仕上げ
盤面:t=5mm乳半アクリル+t=5mmガラス色アクリリル+タペシート貼り
■備考
2020.01.22更新 

作図説明

ファサードは店舗にとってとても重要な要素であり、このエリアの充実は否めません。そして、通路を歩くお客様への店内誘導にも大きく関わってくるエリアでもあります。

今回の作図事例は、そんなファサードに設置したサインを伴ったゲート柱の作図事例です。

間口が、11000mmもあるので、かなりインパクトのあるファサードですが、まずその全貌をお目にかけましょう。

上の作図に赤でマーキングした箇所が今回の事例です。ショップの両端にゲートの柱として設置した行灯サインというわけです。

注意点は、照明器具が写り込まない程度に取り付け位置を決めなくてはなりません。裏面でのメンテナンスも可能ですが、意匠状の問題でメンテ用ハッチを見せたくないという要望により前面でのメンテになっています。

その為、柱には3箇所に内照式のサインパネルを取り付けています。柱本体は40mm×40mmと40mm×20mmのスチール角パイプをはしご状に組み、ボンデ鋼板で覆っています。仕上げは化粧シート貼りにしています。

金物ばかりでどう収めたら良いかと不安になるかもしれませんが、基本的に木工造作とほぼ同じ考え方です。骨組みが木軸から角パイプに代わっただけです。

まず断面図を見ていただくと、基本的な構造がおわかりになると思います。この断面図でのポイントは、サイン盤面に照明器具が映り込まないように、盤面から150mm程度を離して取付けている事です。

また、照明器具の上部と下部には光漏れを抑えるために骨白アクリ板を取りけました。b部詳細図にて細かい寸法表記もしているので参照ください。

続いて、各部の詳細図ですが、a部詳細図では照明器具を取り付ける為に40mm×40mmの横フレームを溶接しています。このフレームは、取り付ける器具によって映り込みの問題から位置を調整する必要があるので、注意してください。

c部詳細図はサイン盤面のアクリルと9mm角の押さえ縁との取り合いを拡大しています。サインパネルやガラスサッシュではもうおなじみとなった収め方なので、特に説明は不要ですね。

サイドに、作図での注意点を伝えておきます。

この作図事例では、意匠上の問題で正面からメンテナンスをするようにしましたが、背面でのメンテナンスが理想的です。ただ、メンテナンス用のハッチが必要となるので、意匠的に目立たないようにする加工が発生してきますので注意してください。

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