VMD什器とディスプレー什器の違いは?

今回は、店舗のファサードで活躍するVMD什器を紹介します。

ところで、このサイトにも多く投稿している什器ですが、「ディスプレー什器とどう違うのか?」って言う質問が読者さんから届いたので、この場を借りて簡単にお知らせしておきます。

端的に言うと、大きな違いはありませんが私の考えは、ディスプレーはそれなりの空間の中にまとまったカタチでお客様に商品を訴求すること。

VMD什器は、売り場の中で商品を明確に演出して、商品そのもの(個)を見せて、お客様に訴求する方法と考えてます。(個人的な考え方)

間違っているかもしれませんが、私はこの方法でカテゴリー分けしています。追々、調べてみますが現状ではこれで進ませて頂きます。

作図解説

シンプルなフォルムが良いですね。
この什器は、雑貨関連のショップで描いた図面ですが、ちょっと特殊な什器でもあります。

天板を含めたテーブル部分は、下部にストックを設けたシンプルな棚什器です。
天板から、上部に突き出したスチール組みには、フェイスアウト用の備品が付きます。

用途は、ハンガー掛けと前述した備品でフェイスアウト掛けとなり、店舗の状態によってフレキシブルに活用できる什器です。

一度、じっくり図面を読み取ってください。約5分で見終えます!
ちょっと私は休憩です。

■サイズ■仕様

W1500×D750×H1500
図面参照
木部:構造用合板
スチール組み:スチール角パイプ/30×30
スリットパイプ:ロイヤルS1B-31/31
FOパーツ:V-FW-19/1510/鉄地グレー ×3本
■備考
構造用合板難易度:初級編/★★☆

以下ですか?
簡単な図面なので、理解は早いと考えます。サイズなどは上の表を参照してください。

図面精度もこの程度で十分ですが、備品の描き忘れはペナルティですね。(結構急いでいるとあるんですが……。)

何故、VMD什器なのかというと、テーブル部分も含めて、フェイスアウト掛けで、ストール、マフラーなどをカラーで演出すればどうでしょう。考えられますね!

このテーブルで、ひとつの世界が生まれます。ただ、これには演出する人のセンスは確実に要りますが、商品だけでディスプレー出来ます。

作図ポイント

さて作図ポイントですが、以下の3カ所をしっかり理解すれば、問題は無しです。

角パイプ+木工絡みとなるとちょっと厄介なように見えますが、スチール角パイプにLアングルなどを事前に溶接処理をしておくのが大変かも!

ちなみに、仲間内ではこれを『ベロ』とよんでます。

後は、天板にスリットパイプを付ける方法です。

これについては、図面どおりで十分納まります。120mm角フラットバーの四方にずん切りボルトを溶接したプレートを天板下から差し込んで、上から化粧ボルト止め。大正解です!!

これなら、安定します。

先ほど忘れていたフェイスアウトハンガーです。

V-FW-19/1510/

まとめ

今回の事例は如何でしたか?
これなら、初心者のかたも理解出来ると考えます。

こういった細かい『技』を理科しておけばいざという時、困ることはありませんし、逆に尊敬されますよ!
私も、いろんな人に図面を教えてきましたが、一生懸命している人は、今かなり稼いでます。

皆さんも頑張ってこの図面を描くことを生業としませんか?
図面ならお教えしますよ!(無料で!)

長々とおつきあいありがとうございます。

乱文についてはご容赦を!

お願い致します!
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