■サイズ | ■仕様 |
W900×D350×H2200 その他サイズは図面参照 | 行灯ボックス:木工下地ラッカー塗装仕上げ 下部:木工下地ラッカー塗装仕上げ その他、壁面システム取付け |
■備考 | |
2019.11.27更新 |
上記の作図事例は、見ての通り携帯電話売り場の壁面什器です。当時は、現在のようにメーカー単独ショップは少なく、3大メーカー全てを1店舗で取り扱う集約型の売り場が主流でした。
集約型売り場なので、それぞれのメーカーが主張するカラーが混在する売り場となります。そのため、どのメーカーともバランスの取れる什器配置や、共有して使える売り場内のディスプレイ什器から細かい備品サイズまでも注意して作図した事を思い出します。
このように様々なメーカーカラーが混在する売り場は、なかなか統一感あるイメージを演出する事が難しいです。そこで、それぞれの色に溶け込み、強調しない色や素材があれば、個々の色分けを明確にする事と雑多な売り場に統一感を打ち出す事ができます。
作図事例を見ると主張するブルーとオレンジの色が、什器と壁面上部のアンドンボックスで隣接している事がわかります。(店舗のコーナーです)
そこには特に何も施されていませんが、こういった箇所には境界ラインとして素材の違う金物や色を使うと、売り場内に明確なメーカー区画を作る事ができます。
また、境界ラインにしようした素材やカラーを売り場全体のイメージカラーにする事で、それぞれのメーカーのカラーを調和させる効果を発揮します。
この物件では残念ながらコストの問題でカットされたのかもしれません。できればアンドンボックスだけでも底目地等で見切りたいところです。
作図上での注意点
詳細図でも表現しているように、注意すべきはサインボックスです。各メーカーのサイン盤面は、上から差し替えができるようにしています。
サインボックスもアクリルで製作しているのですが、このサインボックスを固定している箇所に注目してもらいたいんです。
事例では木工の角材にビスで固定いますが、より強度を考えてるとLアングルにしたほうがいいかもしれませんね。また、忘れてはならないのが、熱抜き穴です。照明器具も熱を持つので、必ずその熱を逃がす開口を設けることは必須です。
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